【AFCチャンピオンズリーグ・エリート】アル・ナスル 2－3 川崎フロンターレ（日本時間5月1日／キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアム）
川崎フロンターレのMF伊藤達哉が、完全アウェーのスタジアムを黙らせる衝撃ゴラッソを叩き込んだ。ポルトガル代表FWのクリスティアーノ・ロナウドも首を振って悔しがる超絶ボレー弾にファンたちが歓喜した。
川崎Fは日本時間5月1日、AFCチャンピオンズリーグ・エリート準決勝で、アル・ナスルを3ー2で撃破。クラブ史上初となる決勝進出を決めた。
サウジアラビアでの集中開催ゆえ完全アウェーの中で行われた一戦だったが、開始10分、伊藤のゴラッソにスタジアムが沈黙した。ピッチの中央でボールを受けたFW神田奏真が左サイドに展開。ボックス横でこのパスを受けたFWマルシーニョが小刻みなフェイントを駆使してボックス内へと侵入する。
右足で挙げたクロスは相手にクリアされるが、溢れたボールに反応したのが伊藤だった。ボックス中央で待ち構えると、2歩、3歩とバックステップで調整しながらボールの落ち際に右足を一閃。鋭いシュートがゴールの左上に突き刺さった。
川崎Fのベンチ前には歓喜の輪ができる。対照的にスタジアムに詰めかけたサウジアラビアのサポーターたちは沈黙。またピッチ上のC・ロナウドが首を振りながら俯く様子が中継映像に映し出されていた。
圧巻のゴールに解説の水沼貴史氏も思わず「うぉーっ！！！」と驚きの声を上げる。一拍置いて冷静に戻ると「力が抜けているというか。ボレーはボールにもパワーがあるので、そんなに力はいらない。落ちてくるボールに上手く合わせましたね。コンパクトにミートだけ」と、このゴラッソを解説した。
SNSのファンたちも「伊藤すげー！あんなの打てたんだ笑」「ロナウドよりロナウドやん」「痛快」「完璧すぎる」「えぐい」「ゴラッソすぎる！」「ワールドクラスだった」「なんそれ！」「まさに時間が止まったようなスーパーゴール」「気持ち良すぎるほどのスーペルゴラッソ」「空中から落ちてくるボールを正確に足の中央に当ててゴールに決めるって簡単そうに見えてめちゃくちゃ難しい！」など、日本時間だと深夜キックオフながら大盛り上がりを見せた。
伊藤は41分の2点目、76分の3点目でも起点になっており、全3ゴールに絡む大活躍。AFC選出のプレーヤー・オブ・ザ・マッチにも選出された。日本時間5月4日の決勝（対戦相手はサウジアラビアのアル・アハリ）に向けて伊藤は、フラッシュインタビューで「あと一個勝って、日本の強さを世界に示したいです」と意気込んだ。
（ABEMA de DAZN／AFCチャンピオンズリーグ・エリート）
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