しかしアメリカ進出には失敗例もある。その1つが「いきなり!ステーキ」だ。中丸氏は「ステーキを立ち食いで食べるというスタイルだが、アメリカのなかでステーキというのは、接待文化みたいになっている。ハレの日に企業のおじさん同士で接待で行く、みたいなところがある。アメリカではステーキを立ち食いでササっと食べようというマーケットはなかった」と撤退となった理由を分析した。
もう1つの失敗例が「あんこ」だという。「和食はめちゃくちゃ人気。寿司とか蕎麦からはじまって、鶏のから揚げとかお好み焼きとかも和食として、日本の食文化全体が好かれているといっても過言ではないが、あんこだけは絶対にダメ」と語った中丸氏。
その理由について「メキシコ料理に、最後にかける赤い豆がある。アメリカ人はメキシコ料理を良く食べるので、赤い豆といったらああいう甘くないもの。日本人でいうと、お米に砂糖入れるみたいな。おかゆが甘いみたいな感じで。レッドビーンが甘いということ自体が気持ち悪い」と解説した。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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