【AFCチャンピオンズリーグ・エリート】アル・ナスル 2-3 川崎フロンターレ(日本時間5月1日/キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアム)
川崎フロンターレのDF佐々木旭が、腕をパワフルに使った守備で相手アタッカーからボールを強奪。世界レベルの相手を完全制圧してピンチを防いだプレーが話題となっている。
川崎Fは日本時間5月1日、AFCチャンピオンズリーグ・エリート準決勝でサウジアラビアのアル・ナスルと対戦。ポルトガル代表FWのクリスティアーノ・ロナウドをはじめ、セネガル代表FWのサディオ・マネ、元クロアチア代表MFのマルセロ・ブロゾビッチ、コロンビア代表のFWジョン・デュランなど欧州トップレベルで活躍したタレントを擁するスター軍団に3ー2で勝利し、クラブ史上初となるACLE決勝へと駒を進めた。
70分から右SBとして途中出場した佐々木はハードな守りを披露。中でもスーパーだったのが、73分のワンシーンだ。アル・ナスルが縦パスを連続して繋いて中央突破を仕掛け、ボールは川崎のDFラインとGKの間に抜け出すマネへ。しかし、右サイドから絞るようにしてマネをマークし続けた佐々木が対応。身体をタイトに寄せ、ショルダータックルでマネを吹っ飛ばし、シュートを打たせずにカットした。
クリアは不十分で、ボールは川崎Fのボックス内にこぼれ、アンジェロが身体を入れてキープに入る。だが、またしても佐々木が対応。巧みに身体をぶつけてアンジェロと入れ替わると、左腕1本で抑え、さらには弾き飛ばしてボールを強奪したのだ。クリーンなプレーでマイボールにした後、前方でフリーのMF山本悠樹に縦パスを出した。
実況・桑原学氏が「素晴らしい対応です」と伝えると、解説・水沼貴史氏は「おぉ」と唸った。チームを救うビッグプレーに、長谷部茂利監督が顔の前で両手を強く握りしめて祈るように称賛する中、ファンもSNSで反応。「佐々木旭もやばいな〜これはA代表呼ばれるな」「これは世界の佐々木旭」「かっこよすぎる」「神かと思った」「対応神すぎる」「スーパーすぎる」「半端ねえ」「すごい対応やったな」「ヤバすぎんか?」などと歓喜の声を上げた。
佐々木は90+5分にもC・ロナウドの決定機を間一髪のブロックで防ぐなど、クラブ初となる決勝進出に大きく貢献。日本時間5月4日の決勝で対戦するアル・アハリ・サウジは、イヴァン・トニー(イングランド代表)、ロベルト・フィルミーノ(元ブラジル代表)、リャド・マハレズ(アルジェリア代表)など強烈なアタッカー陣を擁する。優勝には佐々木をはじめとする守備陣の奮闘が不可欠だ。
(ABEMA de DAZN/AFCチャンピオンズリーグ・エリート)



