【AFCチャンピオンズリーグ・エリート】アル・アハリ・サウジ 2-0 川崎フロンターレ(日本時間5月4日/キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアム)
【映像】凄すぎる…アル・アハリFWが「スーパーミドル」で先制点
川崎フロンターレは日本時間5月4日、AFCチャンピオンズリーグ・エリート決勝で、アル・アハリ・サウジと対戦。0ー2で敗れ準優勝となった。
ファイナルズと称されるベスト8からは、サウジアラビアでの集中開催で一発勝負の戦いとなる今大会。川崎Fは準決勝でクリスティアーノ・ロナウドらを擁するアル・ナスルと対戦し、3ー2で勝利した。浦和レッズ、ガンバ大阪、鹿島アントラーズに続くJリーグ勢4チーム目となるアジア制覇に向けて、強豪アル・アハリと激突した。
中2日の連戦で3試合目を迎える川崎Fは、アル・ナスル戦から5選手を変更。4ー2ー3ー1を採用しGKは山口瑠伊、DFは右から佐々木旭、高井幸大、丸山祐市、三浦颯太が並ぶ。ダブルボランチは山本悠樹と河原創が務め、2列目は右に家長昭博、トップ下に脇坂泰斗、左にマルシーニョが入った。さらに最前線はエリソンが起用されている。
アル・アハリの本拠地であるキング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアムで行われる決勝戦。完全アウェイの中、5分にはイヴァン・トニーがボックス内から強烈なシュートを放つなどヒヤリとする場面を迎えた。一方の川崎Fも11分、左サイドでマークを振り切りボックスに侵入して、近距離でシュートを放つ。ここは枠を捉えきれなかったが、川崎Fも徐々に相手ゴールへと迫っていった。
しかし35分、ボックス手前左でボールを持ったガレーノが右足で放ったコントロールシュートが、山口の手を掠めてゴールの右上へと突き刺さり、アル・アハリに先制を許す。さらに川崎Fにアクシデントが発生。39分に三浦颯太が負傷し、ピッチを出て治療を受けている中で迎えた42分、その左サイドを突破されてロベルト・フィルミーノのクロスをフランク・ケシエに押し込まれて2点目を失った。
川崎Fは負傷した三浦を下げてファンウェルメスケルケン際を投入。ベンチに下がった三浦は顔を覆って涙を流した。
前半はそのまま終了を迎え、川崎Fはハーフタイムでエリソンを下げて山田新を送り出した。ややプレスが緩くなったこともあり、川崎Fがポゼッションを握る時間が増える。
しかし試合がこう着状態となると、64分には山本と家長を下げて、大関友翔と伊藤達哉を送り出し、全線を活性化させる。すると76分には大関の横パスから、ボックス手前でボールを受けた伊藤が左足を一閃。78分には再び伊藤が、今度はボックス右から右足でシュートを放つなど存在感を見せる。
84分には河原を下げて山内日向汰を投入する。その後も押し込んで試合を進めたが、最後までゴールが遠く終了のホイッスル。川崎Fはアジア制覇の悲願達成とはならず、死力を尽くした選手たちは、その場で泣き崩れた。なお、勝利したアル・アハリは大会初制覇となった。
(ABEMA de DAZN/AFCチャンピオンズリーグ・エリート)



