元NXT女子王者で“若き天才”として期待される新星ロクサーヌは、リア相手に体格差を補うテクニックで試合をリード。リアの痛めている左足をターゲットに、老獪な試合運びを見せた。強烈なローキックで場外に追いやると、狙いすました「スーサイド・ダイブ」を放つが、そこには悲劇が待っていた。
完璧なダイブに対し、リアは真正面から受け止めてキャッチ。信じられない状況に「ノー、ノー!」と驚きの表情を浮かべるロクサーヌ。公称47キロの相手はリアにとって楽勝だったのか、軽々と振り回しバリケードへ直行。「ポイっ」と投げ捨てられ、背中を強打したロクサーヌは苦悶の表情を浮かべた。
実況席も思わず「無造作でしたね」とコメント。まるで人形のように投げ飛ばす雑な“壁ドン”攻撃に、会場は唖然。さらにリアはロクサーヌをリフトして、今度はバリケード上部の角を狙ってスラムを敢行。無慈悲な“追いバリケード”に、完全に目が死んだロクサーヌは顔面蒼白でダウン。「怪力すぎるだろ」「ポイッ」「モノ扱いかよ…」「ひどすぎる」とファンからは衝撃の声が漏れた。
試合はその後、両者のテクニックと激しさが際立つ白熱した展開に。ロクサーヌはこの日、日本で引退試合を行った里村明衣子へのリスペクトを込めて「里村スペシャル」を披露し観客を沸かせたが、ジュリアの突如の乱入により、試合は混乱状態へと突入。
その後、リアが2対1の不利な状況に追い込まれると、イヨ・スカイが駆けつけてリアを救出。乱闘が勃発し、「RAW」と「NXT」勢による激しいバトルに発展、会場は大いに盛り上がった。
試合は明確な決着を迎えず終了。それぞれのライバル関係に新たな火種が生まれ、この一戦は今後のストーリー展開を大きく左右する重要なエピソードとなった。(ABEMA/WWE『RAW』)
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