【AFCチャンピオンズリーグ・エリート】アル・アハリ・サウジ 2-0 川崎フロンターレ(日本時間5月4日/キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアム)
物議を醸すシーンだった。アル・アハリ・サウジのDFエズジャン・アリオスキの上げたクロスボールが、川崎フロンターレのDF佐々木旭の喉元を直撃。衝撃を受けた日本人DFがその場で悶絶する中、北マケドニア代表DFは不敵な笑みを浮かべていた。
日本時間5月4日のAFCチャンピオンズリーグ・エリート決勝にて、川崎Fはアル・アハリと対戦。しかし、前半に2点を先制される苦しい展開を打開できないままサウジアラビアの強豪に屈し、川崎Fはクラブ史上初のアジア制覇を逃した。
そんな中で日本人ファンたちが怒りを露わにしたのが、20分のワンシーンだ。左SBのアリオスキが裏へのボールに反応し、ワンタッチから左コーナー付近からボレーでクロスを上げる。これが佐々木の喉を直撃。もちろん故意に狙ったようには見えなかったが、至近距離の衝撃にその場へ倒れ込んだ。
アリオスキは佐々木を心配して手を出して気遣う。しかし、その直後には不敵な笑みを浮かべていた。この場面がABEMAのコメント欄やSNSで注目され、ファンからは「ボールぶつけといてニヤッと笑うなよ」「ボール当てといてなに笑ってんの?」「やっちゃったへへみたいな顔してるのがまじで舐めてんのか」「流石にイラっとした」「おい旭に当てて笑ってるんじゃねーぞ」「は?」「やっちったーって顔してる」「腹立つわ」「笑ってんじゃねえよ」「許せん」など怒りの声が寄せられた。
ちなみに、アリオスキは珍しいキャリアを歩んでいることで知られる。現在も本職とする左SBでプロデビューしたものの、スイスのルガーノ在籍時にはFWにコンバートされ、1シーズンで二桁ゴール・二桁アシストを記録。この実績を引っ提げてリーズ・ユナイテッドでは背番号10として契約し、後に当時のマルセロ・ビエルサ監督に左SBへと再コンバートされた。
2021年夏にアル・アハリに移籍し、サウジアラビアでも持ち前の攻撃力を発揮。ACLE決勝でも左サイドから川崎Fに脅威を与え続けていた。
(ABEMA de DAZN/AFCチャンピオンズリーグ・エリート)



