このサバイバル参加するにあたり、大野くんは自分が18年間育った施設を紹介。壁には誰かが殴った跡があり、「施設って喧嘩も多くて。『お前とお前、今からケンカな』『次勝った方、俺とケンカな』…地獄みたいな(笑)」と淡々と説明した。
大野くんは小3の時、好奇心から「父親の顔が見てみたい」と母親に言ってみたそう。母親は大野くんが「家族としてやり直したいと思っている」と先走り、父親と連絡を取り始めた。父と母の関係が復活した頃「3人でやり直そう」と言われたものの、大野は「10年のブランクがある」と拒否。「母親が腹を立てて、そこからギスギスした関係に」「なんで実の親より施設を選ぶんだ、と」と決定的な亀裂が入った瞬間を振り返った。
中学生になった大野くんが新聞に載るほど陸上で活躍すると、記事をきっかけに母親は「あなたのせいで人生が狂わされた」と恨みを込めた手紙を送って来るように。大野くんは泣きながら手紙をその場でビリビリに破り捨て証拠隠滅を図った。
中2の辛い思い出を打ち明けた大野くん。「そういう経験が自分を強くしてくれた。1回結構傷ついたから、ある程度耐性がつくんですよ」「自分はもっともっと強くなっていくんだ。向き合い続けたら強くなれるはず」と人生観を明かし、サバイバル参加者の涙を誘った。
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