【ブンデスリーガ】RBライプツィヒ 3-3 バイエルン(日本時間5月3日/レッドブル・アレーナ)
日本時間5日、ブンデスリーガ2位レヴァークーゼンがフライブルクに引き分けたことにより、2シーズンぶり34回目となる優勝を決めたバイエルン。その優勝チームのナンバー10が輝きを放った。
バイエルンは第32節でライプツィヒと対戦。この試合に勝利すれば優勝が決まるという状況だったが、序盤から2失点するなど雲行きが怪しくなる。
しかし後半に入ると62分にエリック・ダイヤー、63分にミカエル・オリーセが連続でネットを揺らして同点に。そして83分、バイエルンの10番・FWレロイ・ザネが圧巻のプレーを見せた。
セルジュ・ニャブリの単独突破でボールを運んだバイエルンだったが、相手ボックス手前のブロックに阻まれてボールをロストする。しかしカバーに入ったヨシュア・キミッヒがワンタッチで右サイドのフリーなスペースにボールを出すと、これに反応したのがザネだった。
浮き球のボールを右足で優しくコントロールすると、細かくステップを踏んで歩幅を合わせて左足を一閃。コースを狙いつつしっかりと振り抜かれた116キロの弾丸シュートが逆サイドのゴールネットを揺らし、バイエルンがついに試合をひっくり返した。
ザネの元にはキミッヒやキングスレイ・コマンらが駆け寄り大喜び。スタンドでは、累積警告により出場停止となっていたハリー・ケインも歓喜する様子もみられた。さらにサポーターたちもお手製のマイスターシャーレ(ブンデスリーガのトロフィー)を掲げるなどお祭り騒ぎとなった。
このゴールに実況の下田恒幸氏も大興奮。「ひっくり返したレロイ・ザネ! 2点ビハインドなんの!今日決めるという決意に満ちたザネの左足!逆転しましたバイエルン!スタンドで出場停止のケインも喜びをあらわにします!」と熱量高く伝えた。またSNSのファンたちも「ザネ神すぎる!」「最高のシュート!」「まさに今日決めるという意志を感じるゴール」「やっぱりザネなんよ」「最高の展開だわ」「ザネカッコ良すぎるやろ」とエースを称えるコメントで溢れた。
ザネは2020年7月にマンチェスター・シティからバイエルンに加入。移籍当初から欠かせない戦力として、公式戦218試合に出場し61ゴール54アシストを積み上げてきた。今夏にはバイエルンとの契約が切れることで、プレミアリーグの各クラブから関心を持たれている。
ザネの劇的弾で逆転したバイエルンだったが、後半アディショナルタイムに痛恨の被弾。この試合でのリーグ優勝はお預けとなった。
(ABEMA/ブンデスリーガ)


