【明治安田J1リーグ】浦和レッズ 0-1 ガンバ大阪(5月6日/埼玉スタジアム2002)
浦和レッズのGK西川周作が開始早々に交代を余儀なくされた。J1リーグ歴代2位の出場試合数を誇る“鉄人”を襲ったアクシデントに、ファンは驚き心配している。
浦和はJ1リーグ第15節でガンバ大阪と対戦。スコアレスで迎えた7分、絶対的守護神がアクシデントに見舞われる。
西川は左足で前方にロングフィードを蹴った後、足を伸ばして状態を気にした。蹴り上げたボールの軌道を確認しながらも、すぐさま手をついたり伸ばしたりして左足の状態を気に掛けていた。
ボールはG大阪が収めてプレーが続いていたが、途中で中断。実況・西岡明彦氏が「ダメだと言っています。西川がベンチに“代えてくれ”というメッセージを送りました」と伝えた。
西川は座り込んでしまい、苦虫を噛み潰したような表情で左足のもも裏のあたりをおさえる。駆け寄ってきたDF石原広教やDFダニーロ・ボザに声をかけられるも、表情は変わらなかった。
西川は、前半4分に左サイドから飛んできたクロスをジャンピングキャッチで防いだ際も、着地直後から何度も左足の状態を確認していた。右膝立ちで左足のもも裏を伸ばすストレッチを繰り返した後、完全に座り込んでしまい、曲げ伸ばしをして医療スタッフと入念にチェック。その時は立ち上がってプレーを再開させたが、7分のロングフィードの直後に続行不可能となってしまった。
立ち上がれなくなった西川のもとには、G大阪のGK一森純も駆け寄ってきた。105m先にあるゴールを守るポジションの特性上、試合中に両者が交わることはないが、声を掛けにきたようだ。その様子をみた解説・水沼貴史氏は「一森も(西川を)リスペクトしていると思いますから」とコメントした。
今節でJ1リーグの出場数が639試合となっていた鉄人のアクシデントに、ファンもSNSで反応。「西川負傷交代は厳しいな…」「えっ西川ダメなの?」「ここで西川がいなくなるのかぁ」「大きな怪我でなければ良いけど」「肉離れか?」「西川の怪我とか記憶にないな」「西川って怪我するんや」「離脱が長引かないか心配です」「軽傷を祈る」と心配の声を送っている。
西川は顔を歪めながら腰に手を当ててピッチの外へ。負傷退場を余儀なくされた。西川の代役は、J1でのプレーが4試合目になるGK牲川歩見が務めた。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)





