そこで「木本のすべてを知っている」人物である、妹の真裕美さんに話を聞いた。主婦だった真裕美さんは、“例の騒動”以降、木本の個人事務所の社長に就任した。現在は木本とともに、東京都目黒区のレンタルスタジオ「STUDIO TAMURO」を運営している。

 真裕美さんは、今回のツアーを「お兄ちゃんが一緒に、フィンランドを代表するサウナに回って、お得意の“ととのい方”をみんなに教える」と説明する。企業の懸念については「もちろん大丈夫。めっちゃ真面目にやっている。よく聞かれるが『基本的にNGなし』と答えると、皆さんびっくりする。ただ投資の部分だけは、ちょっと触れないようにというか……うーん」と考え込みながら語る。

 そんな真裕美さんに、企業担当者向けの「TKO木本のトリセツ(取扱説明書)」を教えてもらった。まずは“段取り”だ。「時間というか、流れにめっちゃ厳しい。例えばリハーサルするとなれば、何か一つ小道具を出し忘れるとか、キレイに置かないとか、場所が違うとか、そういうので時間が止まったときにものすごく怒られる。そういうところは必要以上に厳しいと思う」。

「トイレットペーパーの切り方に激怒」
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