5年ぶりにWWEへ復帰したルセフは、初登場のインパクトも相まってこの試合でオーティスを圧倒。最後はリング中央でフィニッシャー「アコレード(キャメルクラッチ)」を極め、オーティスからタップアウトを奪うという衝撃の再デビューを飾った。
しかし、ゴングが鳴った後も「アコレード」を解かないルセフ。女性レフェリーのジェシカ・カーが無理やり“キャメルクラッチを離さないマン”を引きはがしたときには、オーティスはぐったり。そこへ盟友・戸澤がリングに登場する。
普段はバックステージで“変なオジサンダンス”を繰り出す温厚な陽キャラの戸澤だが、この日は見たことのない怒りの表情でリングイン。「ライト、ヒア、ナウ! カモーン!(今すぐオレと戦え)」と迫力ある野太い声でルセフに詰め寄ると、Tシャツをビリビリと破り捨てる。
戸澤といえば、「アルファ・アカデミー・ジュニア」の入門生時代には“Tシャツ破り”がなかなかできないキャラだったが、この日は余裕で引き裂き、ガンギマリした目で睨みつける迫力を見せた。ファンも「戸澤いけ!」「戸澤やっちゃえ」「覚醒ザワ」「漢だ」「英語の発音良すぎ」と、大きな盛り上がりを見せる。
ルセフはこの迫力に一瞬押される素振りを見せたが、背後から戸澤を襲撃。持ち上げてパワーボムで戸澤をオーティスに叩きつけるという荒っぽい返答。さらにオーティスへの攻撃を再開し、しつこく喉を締め上げながらの「アコレード」で蹂躙。RAWのGMアダム・ピアースらが介入するまで、大暴走を続けた。
やられっぱなしの“アルファ・アカデミー”だが、ルセフとの今後の抗争継続は必至。“出戻りの怪物”を相手に、戸澤たちの反撃に注目したい。(ABEMA/WWE『RAW』)


