【ブンデスリーガ】ボーフム 1-4 マインツ(日本時間5月10日/ルールシュタディオン)
マインツのMF佐野海舟が、中盤で得意のボール奪取。大柄な相手を封じた圧巻の守備を解説者やファンが称賛している。
マインツは日本時間5月10日、ブンデスリーガ第33節でボーフムを4ー1で撃破。先発したフル出場した佐野の持ち味が出たワンシーンが、立ち上がりの16分だった。
ボーフムのMFイブラヒマ・シソコが敵陣タッチライン際でスローインを受け、ボールのバウンドを処理しようとしていた時だった。佐野が素早く寄せていく。すると、シソコは佐野の頭上を越えるようにボールを浮かせるシャペウでの突破を狙ったが、佐野はそれでも素早く首を振りながら反転してボールと相手を同一視野に収める。
マインツのMFアントニー・カシがプレスバックにきたことで、ボールがシソコの身体から少し離れると、佐野はその瞬間を見逃さなかった。重心を低くして腰から自分の身体をボールとシソコの間に割り込み、倒れながらもボールを完全に奪い切ったのだ。
176cmの佐野が193cmのシソコとのデュエルを制した場面に、解説・柱谷幸一氏は「やっぱり佐野はボール回収能力が高いですね」と称賛。ファンもSNSで「佐野は球際も強いし本当に最強」「佐野えぐい」「佐野のプレーって頭いいよなー」「あそこでボール取れるのは素晴らしい」などと賛辞を送っていた。
今シーズンからドイツに渡った佐野は、ここまでブンデスリーガ全試合でスタメン出場とマインツの主力に定着。しかも、今節を終えて走行距離がリーグ1位の382.7km、デュエル勝利がリーグ4位の362回、高強度走行がリーグ4位の2634回と、ブンデスリーガ全体で見ても秀逸のスタッツを残している。
今シーズンのブンデスリーガは残り1試合で、マインツは最終節(日本時間5月17日)でレヴァークーゼンと激突。昨シーズン王者を相手に佐野がどんなプレーを見せるのか注目だ。
(ABEMA/ブンデスリーガ)

