『ウマ娘 シンデレラグレイ』はウマ娘のオグリキャップが活躍する物語で、2025年4月から分割2クールでテレビアニメが放送中です。
略称は『シングレ』で、「週刊ヤングジャンプ」で連載中のマンガ(漫画/久住太陽、脚本/杉浦理史&Pita、漫画企画構成/伊藤隼之介、原作/Cygames)のアニメ化です。2025年5月時点でのコミックスの累計発行部数は800万部突破しています。
『ウマ娘 シンデレラグレイ』では様々なキャラクターが登場して、印象深いシーンで名言や名ゼリフがあります。この記事では『ウマ娘 シンデレラグレイ』の名言をまとめました。
目次
- アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』の作品概要
- オグリキャップ「オグリキャップ」
- 北原穣「お前なら東海ダービー優勝も夢じゃねぇ!!」
- オグリキャップ「立って走る…私にとってはそれだけで奇跡だ」
- オグリキャップ「私…悔しかったのか…」
- ノルンエース「アイツ…次元が違う」
- フジマサマーチ「貴様を倒して私は頂上へ行く」
- シンボリルドルフ「オグリキャップを"中央"にスカウトしたい」
- オグリキャップ「だったら私に勝て」
- 北原穣「走れ!!! 走るんだァアアア!!!」
- 北原穣「こいつは絶対に俺たちの期待を裏切らない!!」
- フジマサマーチ「お前よりも永くレース場に立ってみせるよ」
- オグリキャップ「あの砂はダートといって砂遊びをする為のものじゃないんだ」
- シンボリルドルフ「中央を無礼るなよ」
- ブラッキーエール「うる…ご静粛に願えます!?」
- シンボリルドルフ「お願いします。オグリキャップを走らせてください」
- 六平銀次郎「…よぉ怪物」
- フジマサマーチ「日本一のウマ娘になれ、オグリキャップ」
- アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』名言のまとめ
アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』の作品概要
物語の舞台は、馬のような耳や尾と超人的な脚をもったウマ娘が存在する世界。名馬の名前と魂を受け継いだウマ娘たちは、数奇で輝かしい運命を辿る神秘的な存在だと言われています。
ウマ娘のオグリキャップは寂れた地方・カサマツにある、ウマ娘の指導と育成をするトレーニングセンター・カサマツトレセン学園に入学しました。スターになれる存在を探していたトレーナーの北原穣(きたはら じょう)からチームにスカウトされたオグリキャップは、北原のアドバイスを受けながらレースに出走していきます。灰被りの少女・オグリキャップがあらゆる常識を覆していくシンデレラストーリーです。
ゲーム&アニメ『ウマ娘 プリティーダービー』をはじめとするクロスメディアコンテンツ『ウマ娘』プロジェクトのひとつです。『ウマ娘 シンデレラグレイ』は独立したストーリーのため、これまでの『ウマ娘』シリーズを知らない人でも楽しめる作品となっています。
オグリキャップ「オグリキャップ」
■アニメ第1話/コミックス1巻第1話
カサマツの地にスターになれる存在のウマ娘がいないことを嘆いていた北原は、オグリキャップの走りを見て涙ぐみながら「いるじゃねぇか…ここに…!! そんなウマ娘(スター)が」と呟き、オグリキャップに可能性を感じました。
北原の同僚のトレーナーたちがフジマサマーチのスカウトに動く中、北原はオグリキャップに近づいて名前を聞きます。オグリキャップは結んでいた髪をほどいた後、静かに「オグリキャップ」と自分の名前を告げました。
北原穣「お前なら東海ダービー優勝も夢じゃねぇ!!」
■アニメ第2話/コミックス1巻第2話
オグリキャップをスカウトした北原。北原は多くの観客を魅了してどんな期待にも応えるスターウマ娘を育てたいとのことで、オグリキャップにはその可能性があると告げました。さらに続けて、「お前なら東海ダービー優勝も夢じゃねぇ!!」と熱弁します。
東海ダービーは東海地区での最高格のレースで、北原は自分が育てたウマ娘が東海ダービーで優勝することを夢見ています。
北原の夢を聞いたオグリキャップは、よく分からないと言いながらもチームに入らないとレースに出られないことを理解したため、「なら入るよ。キタハラのチーム。私をレースに出して」と返答。オグリキャップは北原のチームに加入することになりました。
オグリキャップ「立って走る…私にとってはそれだけで奇跡だ」
■アニメ第2話/コミックス1巻第2話
早起きしたベルノライトは、オグリキャップが自分よりもさらに早く起きてトレーニングをしていたことを知ります。朝だけでなく夜練もしているオグリキャップに「なんでそんなに走るの?」と疑問を投げかけると、オグリキャップは「走れるから?」「立って走る…私にとってはそれだけで奇跡だ」と答えました。
生まれた時は立ち上がれないほど膝が悪かったオグリキャップは、母親の献身的なマッサージのおかげで走れるようになりました。オグリキャップは「だからすごく嬉しい。それだけ」と、走ることができる今の現状を喜んでいます。
オグリキャップ「私…悔しかったのか…」
■アニメ第3話/コミックス1巻第4話
デビュー戦で惜しくもフジマサマーチに敗れてしまったオグリキャップは、電光掲示板に表示されている着順を見ていました。拳を強く握りしめていたオグリキャップは、ベルノライトに指摘されて手から血が出ていることに気がつきます。
オグリキャップは出血した手を見ながら「私…悔しかったのか…」と呟き、走ることは楽しくても負けることは悔しいことなんだと感じます。
ノルンエース「アイツ…次元が違う」
■アニメ第3話/コミックス1巻第5話
オグリキャップと同じレースに出走することになったノルンエース。ミニーザレディから、オグリキャップがスパートをかけるタイミングに合わせてかかとを踏んで靴を脱がせようと提案されました。ノルンエースはオグリキャップのかかとを踏もうとしましたが、オグリキャップの脚力が凄すぎて実行できず、オグリキャップが1着になります。
レース後、ミニーザレディにどうして作戦通りにしなかったのかと問われたノルンエースは、やらなかったのではなくてできなかったと答えます。「あんな脚力…もし踏んだとしても私が吹っ飛んでた」と言い、オグリキャップの脚力が普通ではないことを実感したノルンエースは「アイツ…次元が違う」とオグリキャップの実力を認めました。
これまではオグリキャップに対して嫌がらせをしていたノルンエースでしたが、ウイニングライブで盆踊りを披露したオグリキャップを見て、「…ダンス、教えてやるか」と呟いて、改心した様子を見せています。
フジマサマーチ「貴様を倒して私は頂上へ行く」
■アニメ第3話/コミックス1巻第6話
トレーニング中にベルノライトが倒れたことで、オグリキャップが飲み物を買いに行くことになり、その途中でフジマサマーチと遭遇しました。フジマサマーチはデビュー戦でオグリキャップに勝利したにも関わらず、オグリキャップをライバル視しており、自分の目標は東海ダービーだと告げます。
フジマサマーチはオグリキャップを学園でも屈指のウマ娘だと認めていますが、目標がないオグリキャップはただ速いだけだと話します。頂上を決めなければ山は登れないと語ったうえで、自身が出場するジュニアクラウンにオグリキャップも出るように伝えます。そしてフジマサマーチは「貴様を倒して私は頂上へ行く」と言ってから去っていきました。
シンボリルドルフ「オグリキャップを"中央"にスカウトしたい」
■アニメ第5話/コミックス2巻第10話
オグリキャップがジュニアクラウンで初めてフジマサマーチに勝利し、北原はオグリキャップの次のレースを芝が経験できる中京盃にしようと考えていました。東海ダービーを目標にしているため、次は中京盃に出場させる予定だと叔父の六平銀次郎(むさか ぎんじろう)に伝えたところ、「なら中京盃はやめとけ」と言われてしまいます。
六平の言葉の真意が不明のまま中京盃にオグリキャップを出走させると、後続を2バ身離して1着を獲得。北原は中央のトレセン学園で生徒会長をしているシンボリルドルフに呼び出されて、「オグリキャップを"中央(トゥインクル・シリーズ)"にスカウトしたい」と告げられました。
オグリキャップの走りは地方のレベルではないと感じていた六平は、オグリキャップが中京レース場で走ればスカウトされることがわかっていて、東海ダービーの出場を目指すのであれば「中京盃はやめとけ」と忠告していたのでした。
オグリキャップ「だったら私に勝て」
■アニメ第6話/コミックス2巻第13話
中央からスカウトされたオグリキャップは、北原からゴールドジュニアで勝てば中央に移籍して、負ければカサマツに残って東海ダービーを目指せと言われます。そして、新聞でもゴールドジュニアを最後にオグリキャップが中央に移籍すると報道されました。
オグリキャップはライバルのフジマサマーチに「一緒に東海ダービーで走ろう」と約束していたため、中央移籍の報道を知ったフジマサマーチは激怒します。怒っているフジマサマーチに対してオグリキャップは「だったら私に勝て」「私が負けたら中央なんて行けない。…そうだろ?」と伝えました。
オグリキャップの言葉を聞いたフジマサマーチは「ここでも東海ダービーでも、貴様は私に負けるんだ! 絶対に中央になど行かせない!」と宣言します。
北原穣「走れ!!! 走るんだァアアア!!!」
■アニメ第6話/コミックス2巻第15話
北原からゴールドジュニアで勝てば中央に移籍、そして負けた場合はカサマツに残り東海ダービーを目指せと言われたオグリキャップ。中央に行く気がなかったオグリキャップでしたが、わざと負ければレースからは永久追放されます。
ゴールドジュニアのレースに出場したオグリキャップは、どうすればいいのか悩みながら走ります。北原はつらそうに走るオグリキャップの顔を見て、自分の提案がオグリキャップを苦しめていたことに気付くと、「走れ!!! 走るんだァアアア!!!」と叫んでオグリキャップを鼓舞しました。
オグリキャップは「あぁわかった」「私のトレーナーが言うんだ。それで行こう」と吹っ切れた表情に変わり、ラストスパートをかけて1着を獲得。オグリキャップの中央への移籍が決まりました。
北原穣「こいつは絶対に俺たちの期待を裏切らない!!」
■アニメ第6話/コミックス2巻第16話
オグリキャップはゴールドジュニアのウイニングライブ後に、中央への移籍を発表しました。北原もマイクをとって、田舎の「灰被り娘」が中央の猛者たちを圧倒する姿を見たくないですか、とファンに向かって語りかけます。これからもオグリキャップを応援するように頭を下げてお願いした北原は、「こいつは絶対に俺たちの期待を裏切らない!!」と力強い言葉を投げかけました。
北原の言葉を聞いたファンたちは、次々にオグリキャップへの声援を送ります。
フジマサマーチ「お前よりも永くレース場に立ってみせるよ」
■アニメ第6話/コミックス2巻第16話
ゴールドジュニアのウイニングライブ後に、オグリキャップは中央への移籍を発表しました。
レース前、オグリキャップが中央に移籍することについて激怒していたフジマサマーチは、ゴールドジュニアで負けたら二度とレースでは走らないと決めていました。オグリキャップに負けてしまったフジマサマーチでしたが、「走って走って走り続けて、お前よりも永くレース場(ここ)に立ってみせるよ」と心変わりしたことを伝えます。
オグリキャップは実在した同名の競走馬がモデルですが、フジマサマーチに関してはモデルになった競走馬は明かされていません。ファンの間では、史実のオグリキャップの笠松時代のライバル・マーチトウショウがフジマサマーチのモデルなのではないかと噂されています。マーチトウショウは、史実のオグリキャップが引退してからも1年以上レースに出走していました。
オグリキャップ「あの砂はダートといって砂遊びをする為のものじゃないんだ」
■アニメ第7話/コミックス3巻第17話
中央のトレセン学園に転入したオグリキャップ。担任の先生がオグリキャップのカサマツでの成績を12戦10勝で2着が2回だったと伝えて、クラスメイト達をざわつかせました。
オグリキャップの戦績を聞いた同級生のブラッキーエールは「田舎の砂遊びなんざノーカンだろ」と嫌味を言います。オグリキャップはブラッキーエールが嫌味を言ったことに気が付かず、ダートを知らないと思ってしまい「あの砂はダートといって砂遊びをする為のものじゃないんだ」と返答して、ブラッキーエールを怒らせました。
シンボリルドルフ「中央を無礼るなよ」
■アニメ第7話/コミックス3巻第18話
中央に移籍したオグリキャップは、日本ダービーで1着を獲ることを目標にしました。日本ダービーに出場するためには事前にクラシック登録をおこなわなければなりませんが、オグリキャップはクラシック登録をしておらず、日本ダービーを含めたクラシックレースには出走できないことが判明します。
なんとかしてクラシックレースに出ようと考えたオグリキャップは、生徒会長のシンボリルドルフに「あなたの力で私を日本ダービーに出してくれ」と直訴しました。
大笑いしたシンボリルドルフは、クラシックレースは厳格なルールに則っておこなわれるため、例外は許されず、シンボリルドルフの権限を持ってしてもオグリキャップを出走させることは不可能だと告げます。
日本ダービーはウマ娘が夢見て憧れる最高峰のレースで、その頂点に君臨する者は「ダービーウマ娘」と呼ばれます。シンボリルドルフは、地方から来たばかりのオグリキャップが「ダービーウマ娘」になれるのかと問いかけた後、「中央を無礼(なめ)るなよ」と凄味をきかせました。
ベルノライトはシンボリルドルフの言葉に腰を抜かしますが、オグリキャップは怯むことなく「ならば実力で覆す。常識も…ルールも! この脚で!」と宣言します。
ブラッキーエール「うる…ご静粛に願えます!?」
■アニメ第8話/コミックス3巻第21話
ペガサスステークスでブラッキーエールに勝利したオグリキャップ。ブラッキーエールにカサマツの仲間達をバカにされて怒ったオグリキャップは、「私が勝ったら二度と汚い言葉を使うな」と約束をしていました。
ペガサスステークスを終えて、オグリキャップが教室でクラスメイトのメジロアルダンから賞賛されているのを聞いたブラッキーエールは、苛立ちながら「うる…ご静粛に願えます!? もうじき授業ですので席へ戻られてはいかがでしょう!?」となぜか必要以上に丁寧なお嬢様口調で注意しました。
オグリキャップとの約束はあくまで「汚い言葉を使わない」でしたが、丁寧口調で話さなければいけないと勘違いしていたブラッキーエール。このことはコミックス3巻第21話のおまけページにて、メジロアルダンから「汚い言葉さえ使わなければ、普通に喋って良いのでは…?」とツッコまれています。
シンボリルドルフ「お願いします。オグリキャップを走らせてください」
■アニメ第9話/コミックス3巻第25話
オグリキャップから日本ダービーに出してくれと直訴された時は「中央を無礼るなよ」と一蹴していたシンボリルドルフでしたが、その後のオグリキャップの活躍や新聞記者の藤井泉助(ふじい せんすけ)が集めてきた1万名分の署名などを見て、考えを改めた様子でした。
その後、シンボリルドルフ自身もオグリキャップを日本ダービーに出走させるための署名をしたことで、中央諮問委員会から呼び出されます。オグリキャップの特例を認めるとクラシックレースのルールが崩壊することを理解しているシンボリルドルフでしたが、「お願いします。オグリキャップを走らせてください。日本ダービーに」と委員長に頭を下げました。
六平銀次郎「…よぉ怪物」
■アニメ第10話/コミックス4巻第29話
中央重賞を4勝したオグリキャップは新聞で「怪物」と称されるようになります。新聞を読んでいた六平は「レディに「怪物」たぁ失礼な野郎だ」と呟きますが、オグリキャップが来ると「…よぉ怪物」と本人に伝えました。それに対してベルノライトからは「デリカシー!!」とツッコミを入れられています。
オグリキャップは「怪物」の異名が気に入ったようで、六平からこれからは先輩たちともレースで戦わなくてはいけないと告げられた際に、「大丈夫。私 怪物だから」と発言しました。
フジマサマーチ「日本一のウマ娘になれ、オグリキャップ」
■アニメ第10話/コミックス4巻第30話
久々にフジマサマーチと電話で話をしたオグリキャップ。フジマサマーチが東海ダービーに出場したことを知って結果を聞くも、4着だったと伝えられます。「本当に…残酷だよ。少しだけ…挫けそうだ…」と弱音を吐くフジマサマーチに対して、オグリキャップは励ましの言葉を伝えました。
東海ダービーや日本ダービーという目標がなくなったオグリキャップは、次は何を目指せばいいのかわからなくなっていることを話すと、フジマサマーチは「お前が走るレースを最高のレースにすればいい」「日本一のウマ娘になれ、オグリキャップ」と返答します。
その言葉を聞いた後、ノルンエースたちとも電話で話したことで吹っ切れたオグリキャップは、中央最強のタマモクロスに勝って日本一のウマ娘になることを目指します。
アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』名言のまとめ
アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』にはウマ娘やトレーナーの人間など、多くのキャラクターが登場します。レースや日常シーンでは印象的な名場面があり、様々な名言があります。
主人公のオグリキャップは、幼少期は膝が悪くて立つこともできませんでしたが、母親の献身的なマッサージのおかげで走れるようにまでなりました。
アニメ第2話では、朝も夜も自主練に励んでいるオグリキャップに対して、クラスメイトのベルノライトが「なんでそんなに走るの?」と聞くと、オグリキャップは「立って走る…私にとってはそれだけで奇跡だ」と答える印象的なシーンがあります。
(C)久住太陽・杉浦理史&Pita・伊藤隼之介/集英社・ウマ娘 シンデレラグレイ製作委員会
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