【ラ・リーガ】バルセロナ 4-3 レアル・マドリード(日本時間5月11日/エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス)
バルセロナのFWラミン・ヤマルが、レアル・マドリード戦で精密機械のような左足のアウトサイドパスで決定機を創出。その芸術的なキックがファンの間で話題となっている。
ラ・リーガ35節で実現した伝統のエル・クラシコは、バルセロナがレアル・マドリードを4-3で撃破。“事実上の優勝決定戦”とも言われた天王山に勝利したバルサは勝点を82に伸ばして残り3試合で2位レアルと7ポイント差とし、王座奪還に大きく前進した。
この試合で圧倒的なプレーを見せたのが17歳の神童ヤマルだ。32分に鮮やかなコントロールショットで同点ゴールを決めると、74分にはチャンスメーカーとしての才能を遺憾無く発揮した。
ヤマルは右サイドからキレのある動き出しで相手DFフラン・ガルシアを置き去りにすると、ボックス内の右でスルーパスを受け取る。そして、左足のトラップ直後にゴール前中央の様子を確認すると、すぐさま左足をシャープに振り抜いた。
アウトサイドでボールを擦り上げるようにして蹴ったパスは、左方向にカーブする絶妙な軌道を描く。相手からすればタイミングを測りづらく、レアル・マドリード守備陣が触れないギリギリを通過し、ファーサイドから飛び込むFWラフィーニャの足下にピンポイントで到達した。シュートは惜しくも枠を外れたものの、ヤマルの技術と創造性が光ったシーンだった。
アウトサイドを使ったテクニカルなチャンスメイクに、ファンたちは驚愕。SNS上には「ヤマルの左足アウトのクロス、マジ上手いな」「ピンポイントすぎる」「ヤマルのアウトサイドって何なの?笑笑」「敵やけどヤマルが上手すぎる。アウト痺れた」「ヤマルのアウトいかつすぎる」「ヤマルのアウトサイド芸術の域やな」「ヤマルのアウトサイド怖すぎ」「アウトキックえげつねぇぇ」「サラーもよくやるけど、逆足ウインガーの必須スキルになったな」「ヤマルのアウトサイドに惚れた」などのコメントで溢れた。
さらに、「アウトサイドキック」と言えば、後半頭から出場したレアル・マドリードの名手ルカ・モドリッチが得意技。17歳のヤマルが39歳のモドリッチの目の前でお株を奪うようなプレーを見せただけに、「今後アウトサイド使いの代名詞はモドリッチからヤマルになりそう」「アウトサイド名人はモドリッチだと思ってるけどヤマルもえぐいな」などの声も寄せられていた。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)





