【明治安田J1リーグ】東京ヴェルディ 0ー2 湘南ベルマーレ（5月11日／味の素スタジアム）
まさに胸熱のシーンだった。東京ヴェルディのMF福田湧矢と湘南ベルマーレのFW福田翔生による“兄弟対決”がついに実現。マッチアップにおけるデュエルと熱いハイタッチ＆抱擁が話題だ。
北九州の小倉南FCから東福岡高校まで同じ道を歩んできた1学年差の福田兄弟。兄・湧矢は2018年にガンバ大阪へ加入し、先にJ1の舞台を経験すると、今季から東京Vに所属している。一方で弟・翔生は2019年にFC今治（当時JFL→J3）に加入するも出番に恵まれず、2023年にJ3のY.S.C.C.横浜（現在JFL）へ。2023シーズンは21試合で11得点と大ブレイクし、同年夏にJ1の湘南にステップアップ移籍を果たした。
そして、東京Vと湘南は5月11日のJ1リーグ第16節で対戦。ともにスタメン出場を果たし、41分には激しいマッチアップが繰り広げられた。
中盤で弟の翔生は兄の湧矢にパスカットされると、即座にプレスをかけて激しいデュエルに。翔生のファウル判定となったが、湧矢が立ち上がった次の瞬間、2人はハイタッチをかわし、熱い抱擁で健闘を称え合った。
兄弟愛溢れる熱いシーンには、実況の野村明弘氏が「兄弟でやり合っています。いいですねー。非常に仲が良いんだそうですねこの2人は」と反応。さらに解説の林陵平氏も「写真に撮りたいですね。熱い。J1最高峰の舞台で…スラムダンクを思い出しましたよ僕は（笑）。あの流川（楓）と桜木（花道）がね！すみません、スラムダンクを見ていない方は（笑）」と続いた。
同シーンは東京Vの公式Xでも紹介され、ファンからは「福田兄弟のやり取り良いね、絵になる」「福田兄弟、胸熱」「福田兄弟のマッチアップ激アツぅ！」「福田兄弟のスラムダンクハイタッチ！」「今の福田兄弟のシーンがエモい」「2人ともJリーガーって普通に考えて凄い」「母の日に最高のプレゼントですね」「泣ける、しかも母の日」などのコメントが出るなど話題となっている。
兄弟対決は本人たちにとっても胸熱だった模様。Jリーグ公式サイトによれば試合後、兄の湧矢は「（弟の対決は）やっぱりすごく楽しかったです。特別なものがありましたし、楽しかったです。ハイタッチは自然に出ましたね」と語った。
さらに弟の翔生も、「ちょっとアップ中……泣きそうになっちゃって。これまで本当に兄ちゃんが僕を支えてくれた。どんなに苦しいときでも大丈夫だって（言ってくれた）。その支えがなかったら今こうやって僕はJ1の舞台に立っていなかったと思います」とコメント。そして、「1つ夢が叶いました。あと双子がもう1人（社会人リーグ・KMGホールディングスFC所属の凌生）いるので一緒にやりたいですし、あともう1つの夢を叶えたいです」と感慨深く語った。
（ABEMA de DAZN／Jリーグ）
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