マーケットは合意をどう見た?さらに決着はどうなる?
では、マーケットは今回の合意をどうみているのか。崔氏はこのように述べる。
「株価も為替も円安でリスクオンという動きになった。ただ見てみると、輸出関連株も日本の企業でもアメリカでも上がっているかというと、今年の下げを取り戻すほどには至っていない。やはり日本にとっては自動車関税どうするのであるとか、日本独自の悩みもあるし、妥結もどういう形になるかわからない。結局、アメリカ、中国が24%乗せるのかという話にもなってくるので、この先行きが見えないのが今のマーケットの重しになっている」
では、米中貿易戦争の決着はどのような流れで、どのくらいのスパンで考えたらいいのか。高口氏が次のような見解を示した。
「大胆予想すると、90日の期間では決着がつかないで追加関税が発動される。それで、米中が困ったという話になった後、また今回のようにふっと合意が決まる。実際に困らないと、なかなか合意は出てこないと思う」
(『ABEMAヒルズ』より)
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