【明治安田J1リーグ】鹿島アントラーズ 1ー0 清水エスパルス(5月17日/県立カシマサッカースタジアム)
鹿島アントラーズのFW鈴木優麿が鋭い“ゴロシュート”で相手4人を無効化してゴールイン。一撃必殺のシュートにファンが歓喜している。
鹿島はJ1リーグ第17節で清水と対戦。精密機械のような一発が炸裂したのは、前半7分だ。縦に速い攻撃で右サイドを攻略すると、“チームの顔”が仕留めた。
スルーパスに抜け出したFWチャヴリッチが右サイドを推進。清水のDF山原怜音を鋭利なキックフェイトで突破し、ゴール前にパスを出す。その先にいたのが、鈴木だ。背番号40はペナルティーアーク付近に留まり、自陣ゴール方向に戻る清水のDFとは逆の動きでフリーの状況を作り、細かなステップでタイミングを合わせコンパクトに右足を振った。
右足のインサイドのグラウンダーのシュートは、DF高木践とMF宇野禅斗の間を通り、DF住吉ジェラニレショーンの股をすり抜け、GK沖悠哉の手を弾き飛ばしてゴールマウスに吸い込まれていった。
清水の守備陣が呆然と立ち尽くす中、鈴木は“美しいロング膝スラ”を披露して雄叫びを上げた。そこに駆けつけたチームメイトと喜びを分かち合った。
解説・名良橋晃氏は「チャヴリッチ選手が推進力を生かして、深い切り返しから、よくマイナス(の鈴木)を見ていましたよね。(シュートは)住吉選手の足の間から抜けてきましたから、沖選手は見えにくかったんじゃないですか」とコメントした。
相手4人を無効化するゴールに、ファンはABEMAやSNSで反応。「すげえなゲームみたいなゴールだ」「超つえぇぇぇぇぇ」「UMAシュートうまい!」「鈴木優磨うめーー」「2列目だとああいう入り方できるのチートすぎる」「鈴木優磨それ決めるんか」「もらい方が上手いしシュートも冷静!!お見事!なんでもできる選手だなあ」と歓喜している。また、「膝スラこんな上手く出来てる人見たことない」「シュートも上手いけど、膝スラうますぎて草」「Jリーグで見た膝スラで一番キレイだ」などセレブレーションも話題となった。
鹿島はこの1点を最後まで守り切り1ー0で勝利。破竹の7連勝で首位を快走している。試合後のフラッシュインタビューで鈴木は、「チャッキー(チャヴリッチ)から良いボールがきたんで、ミートだけを意識して上手く決めることができました。去年からあの形はなかなか決められなかったんですが、昨日から非常に良いフィーリングがあって、決めれてよかったです」と決勝弾を振り返った。
(ABEMA de DAZN/Jリーグ)





