日本代表MFの佐野海舟が、マインツでチームメイトたちにどれだけ愛されているか、そしてどれだけプロフェッショナルかが伺い知れるシーンだった。
マインツは日本時間5月17日、ブンデスリーガ最終節でレヴァークーゼンと2－2のドロー決着。最終順位は6位となり、来シーズンのUEFAカンファレンスリーグ出場権を獲得した。前評判と戦力を考えれば快挙と言える結果であり、試合後のロッカールームは大騒ぎとなっていたようだ。
興奮した選手たちは、試合後の記者会見に乱入。ボー・ヘンリクセン監督たちにシャンパンを浴びせていた。さらに、次のターゲットとなったのが佐野だ。
真面目な佐野は、大音量の音楽がかかりチームメイトたちが大騒ぎする中でも、ルーティーンなのかエアロバイクでダウン（疲れをとること）。しかし、FWアルノー・ノルダンとFWアルミンド・ジープに強襲され、2人から大量のシャンパン・シャワーを浴びたのだ。ノルダンとジープは「カイシュー！！」と大爆笑し、佐野も思わぬ出来事にニコニコしていた。
この一部始終を収めた動画がマインツの公式インスタグラムに投稿され、国内外のサッカーファンたちも反応。「いじられてる〜最高wいい笑顔」「いい監督とチームメイトに恵まれたね」「愛されてるな」「シャンパンが目に入ったんじゃない？w」「チームメイトとも仲良くなったんだ」などシャンパンシャワーに関するものはもちろん、「みんなが祝っているのに、なぜ彼は自転車に乗ってるんだ」「リーグで最も走った選手が、試合後もまだ走ってるなんて」「彼は夏休み中にツールドフランスに出てもたぶん勝つね」などエアロバイクに乗っていたことに関する驚きのコメントが目立った。
昨夏に鹿島アントラーズからマインツに移籍した佐野は、今シーズンのブンデスリーガ全34試合にスタメン出場とチームの主力に君臨。しかも走行距離がリーグ1位の393.7km、デュエル勝利がリーグ4位の369回、高強度走行がリーグ4位の2700回と、トップレベルのスタッツを記録した。加入1年目にしてブンデスリーガ屈指のボランチに成長したと言える。
（ABEMA／ブンデスリーガ）
