【ブンデスリーガ】マインツ 2－2 レヴァークーゼン（日本時間5月17日／メーヴァ・アレーナ）
マインツのMF佐野海舟が、スタジアムを沸かせるスライディングタックルを成功させた。クリーンな守備で刈り取る姿にファンたちが反応している。
マインツはブンデスリーガ最終節でレヴァークーゼンと本拠地メーヴァ・アレーナで対戦。4度もゴールが取り消される不運もあったが、2ー2のドローに持ち込み、6位でフィニッシュし、来季のUEFAヨーロッパカンファレンスリーグの出場権を獲得している。
フル出場した佐野は昨季王者＆今季2位の強豪レヴァークーゼンを相手に攻守で躍動。中でも傑出していたのが、前半45＋4分のワンシーンだ。レヴァークーゼンが右サイドを起点に攻撃を仕掛け、DFエドモン・フェイサル・タプソバから裏を狙うMFヨナス・ホフマンにスルーパスが出されたところで、佐野の本領が発揮される。
センターサークル付近にいた佐野は、タプソバが縦にボールを出したタイミングで空いたスペースを埋めるように一気にスプリントを開始。さらにボールを受けたホフマンとの距離を計りながら、相手がワンタッチしたところを狙ってスライディングタックルを見舞うと、クリーンにボールを奪うことに成功。そのまま立ち上がって攻撃へと繋げた。
このプレーにスタジアムも大歓声。ボールを奪った瞬間からサポーターの声量が一段と上がり、佐野のプレーを称えていた。するとSNSのファンたちも「海舟の回収力えぐすぎ」「最終節も全力スプリント」「佐野の刈り取り方うまいよなー」「タイミングバッチリだな」「もはやあのスペースに誘い込まれてる感じ」「動きが1人だけ倍速みたいになってるやん」「佐野の力強さよ」など称賛の声が並んだ。
昨夏に鹿島アントラーズからマインツに加入した佐野は、ブンデスリーガの全34試合に先発出場といきなりチームの心臓として活躍。しかも走行距離がリーグ1位の393.7km、デュエル勝利がリーグ4位の369回、高強度走行がリーグ4位の2700回と、トップレベルのスタッツも記録する。ブンデスリーガ1年目にして巨大なインパクトを残した。
（ABEMA／ブンデスリーガ）
