【セリエA】パルマ 0-0 ナポリ(日本時間5月19日/エンニオ・タルディーニ)
パルマの守護神・鈴木彩艶がチームのピンチを救った。セリエA優勝が懸かる首位ナポリのMFスコット・マクトミネイが、直接FKからゴール右上隅の完璧なコースにシュートを放つも指先でファインセーブ。ファンも大興奮し、現地メディアからも大絶賛された。
日本時間5月19日にパルマは、スクデットを狙う首位ナポリと対戦。両チームともに得点が生まれないまま迎えた71分、日本代表GKが試合の結果を左右するビッグセーブを見せた。
パルマのDFエンリコ・デル・プラートが自陣ボックス手前でマクトミネイを倒してファウル。立ち上がったスコットランド代表はそのまま直接FKを担い、短い助走から右足を振り抜く。外から巻いて落とすような軌道の強烈なシュートをゴール右上隅に放った。
シュートの威力とコースはほぼ完璧のように思われたが、クロスバーに当たって枠外へ。リプレイ映像で見ると、超絶反応で横っ飛びしていた鈴木が右手の指先で僅かに触れており、まさにビッグセーブとなった。
マクトミネイらナポリの選手たちが唖然したシーンは、サッカーファンの間でも話題に。SNSでは「すげーな」「痺れた」「ブラボー!」「ザイオン、スゲエな」「完璧な守備!」「鈴木彩艶のスーパーセーブが光るね!」「ザイオン神」「ザイオンすげぇぇぇぇぇぇえ!」「ザイオンそれ触るのマジか」「うわザイオンのスーペルセーブ」「ザイオンよく止めた」「ザイオン半端ない」「これ触れるんガチでセリエA屈指のキーパーやろ」「ザイオンありがとう」「マジでザイオンがインテルの救世主になりそう」などのコメントが溢れ、逆転優勝を狙う2位インテルのサポーターからも“感謝”の声が寄せられた(結局、勝点1差のまま首位ナポリと2位インテルが最終節で優勝を争う構図に)。
試合は両チームのGKが躍動してスコアレスドローで決着。鈴木は現地メディアの個人採点で10段階中「7」(チームトップタイ)、もしくは「7.5」(チームトップ)を与えられるなど、軒並み高評価となった。
地元メディア『PARMA live』の寸評では「数少ないシーンでは必ず日本のゴールキーパーが素晴らしい反応を見せた」と、優勝を狙うナポリの前に立ちはだかったことで高い評価を受けていた。
他にも『TUTTO mercato WEB』では、「ゴール上隅を狙ったマクトミネイのフリーキックへの本能的なセーブは素晴らしかった」と評価があり、『calciomercato.com』も「ゴール前でも、エリアの外に出なければならない時でも、常にアクティブだ。彼は守備陣に自信を与えて楽にプレーできるようにし、マクトミネイのシュートを上手くセーブし、スコットランド人のフリーキックを奇跡的にクロスバーに逸らした。乗り越えられない壁。決して突破できない」など大絶賛だった。
なお、首位相手に勝点1を獲得したパルマは、37節を終えて勝点33で16位。17位レッチェと降格圏の18位エンポリは勝点31であり、残留の行方は最終節(日本時間5月22日のアタランタ戦)次第となった。鈴木はセリエA昇格初年度の古豪を残留に導くことはできるだろうか。
(ABEMA de DAZN/セリエA)





