そんな「機動戦士ガンダム」屈指の人気キャラクターであるランバは、第20話で壮絶な最期を迎える。前出の通りジンバ・ラルの息子である彼は、実は、ジオン・ズム・ダイクンの娘であるセイラ・マス(CV:井上瑤)と過去に面識がある。戦いの場でセイラと鉢合わせしたランバは、「姫様か……!」と動揺をのぞかせた。
そこにリュウ・ホセイ(CV:飯塚昭三)が銃を手に駆けつけて、ランバは負傷してしまう。作戦の失敗を悟ったランバは、部下に撤退を命じ、「ランバ・ラル、戦いの中で戦いを忘れた……」とうなだれた。そして、地球連邦軍の兵士たちの前で「君たちは立派に戦ってきた。だが、兵士のさだめがどういうものかよく見ておくのだな」と手榴弾を手に自決。「機動戦士ガンダム」の放送から50年近く経っても、ランバが貫いた武人としての生き方に魅了されるファンは大勢いる。
現在配信中のアニメ「機動戦士ガンダム」は1979年4月から1980年1月まで放送されたサンライズ制作のロボットアニメで、富野由悠季監督が手掛けた作品。“リアルロボットアニメ”という新ジャンルを開拓し、以後のロボットアニメに多大な影響を与えた。放送当時の視聴率は振るわなかったが、再放送や劇場版の公開で人気が急上昇すると、「ガンプラ」ブームも生まれた。以降のガンダムシリーズや、スピンオフなどの派生作品も多数制作され、現在も高い人気を誇る。2025年4月からは新作アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」が放送中。
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