ほとんどのことを子どもたちから教わっています

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――番組内では、幼稚園の先生体験企画で高校生たちが小さな子どもに悪戦苦闘する姿もあったかと思いますが、4人のお子様がいらっしゃる杉浦さんは、お子さんと接する上で日頃から気を付けていることは?

杉浦: 同じ目線で話してあげることですね。高校生たちはまず自分の特技を披露していたけど、小さな子どもだとそのすごさにまだ気づけない。「かっこいい」って反応を求めていたんでしょうけど、もっと単純でいいと思います。男の子と女の子で、接し方も変わってきますから。ただ今回で、子どもとの向き合い方を学んだと思うので、同じ企画をやったら、また違う形で接することができるでしょうね。

子どもを育てるには、子どもの目線に常に立つことが大事だと思います。例えばサッカーだったら得意なリフティングを見せるのではなく、まずはボールを蹴らしてあげて「すごいじゃん!」と褒めてあげる。子どもに経験させて“楽しい”という感情を大切にしてもらう。主導的にさせてあげることが大切だと思います。

――それは4人のお子さんを育てる上で杉浦さん自身が常に大切にしていること?

杉浦: そうですね。子育ては18年くらいやっているので、自然にそうなった感じです。ほとんどのことを子どもたちから教わっています。僕も親としての「のびしろたいむ」を過ごしてきたんだと思います(笑)。

第5子に「また新しい絆が生まれていくと思います」

――奥様の辻希美さんが2025年3月に第5子妊娠を発表されました。性別は女の子と発表されましたが、杉浦家では希空さん以来の女児誕生となりますね。

杉浦: 夏に育休を取る予定で、そこからは5人目の育児がスタートします。女の子は18年ぶりで、楽しみで仕方がないです。育休は仕事関係の方々にご理解頂き1か月程度取得する予定です。特に夏休みは子どもたちがずっと家にいるので、僕が家事をしなくてはいけないし、新生児にプラスして、上の4人のご飯とか部活の準備とかもあると思うので、すごく忙しくなると思います。

――長女の希空さんは性別が女の子だとわかると、うれしさのあまり涙を流していましたね。

杉浦: 希空は18歳なのでママ的な役割もちょっと期待しています。でも希空もこれまで妹と接したことがないからどう育児していいのかわからないみたいで、「女の子をどうしたら…?」と言っていました。僕らも「18年前のことだからわからないな…」なんて答えたりして(笑)。ただ、5人目の子どもとなると親も子どもも家族で試行錯誤しながら、チームで子育てできることが強みかもしれないですね。
三男の幸空が6歳、次男の昊空も12歳なので「ちょっと見てて」と言えば、初めての妹を可愛がってくれると思うし、5人目が誕生することで、彼らも一緒にお兄ちゃんになっていくんだと思います。

――ここからまた家族全員が成長していきますね。

杉浦: そうですね。そしてまた新しい絆が生まれていくと思います。僕らも育児する中で学ぶことが本当にたくさんありました。子ども達も妹が誕生することで、学ぶことがたくさんあると思います。妻には本当に感謝しかないです。今年の下半期は子育て一色に再び染まると思います。父親としてしっかり5人目の新生児を育てるのが、なによりの目標です。

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テキスト・取材:中山洋平、撮影:藤木裕之

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