5月17日、ニュース番組『ABEMAヒルズ』は立憲民主党・辻元清美代表代行を単独取材。選択的夫婦別姓や、他党との協力について聞いた。
【映像】「バブルにならないように」辻元代表代行が玉木代表に言いたいこと
「(Q.選択的夫婦別姓について現状は)私は危機感を持っている。自民党がまとまらないので、審議拒否というようなことも警戒しなきゃいけない。これは、同姓か別姓かという話ではなく、自分で選べるようにするか強制かという話。あとは世論。日本の社会全体、それからビジネスや政治の場で頑張っている女性も多い。よく石破さんを例にとるが、『石破さん、明日私と結婚して『辻元茂』になったら、あなた仕事続けられますか?』と。女性はそういう経験をしている」(立憲民主党・辻元清美代表代行、以下同)
選択的夫婦別姓について、立憲案から一定の距離を置く国民民主党について聞くと、このように述べた。
「(Q.国民民主・玉木代表に言いたいことは?)玉木さん、一緒にがんばろうね、応援しているよ。でも高転びしないように。バブルにならないように。気を付けてちょうだい。(国民民主党は)立憲とよく似た案を出そうとしている。それは話し合って一本化していくなり、力を合わせればいいのではないかと思っている。(Q.協力は可能?)この間まで予算委員会、私の横に座って一緒に戦っていたからできないわけがない」
選択的夫婦別姓を巡っては19日、日本維新の会が、結婚後も旧姓に法的効力を持たせるとする法案を単独で提出。一方、今国会での法案提出は見送る方針の自民党でも動きがあった。
22日、自民党の作業部会に示されたのは、保守系の議員らが主張する旧姓の通称使用の拡大に、法的な効力を持たせることなどが盛り込まれた案。これに、選択的夫婦別姓制度の導入に積極的な議員を中心に異論が出たため、取りまとめには至らず、改めて来週議論することになった。
ブレる国民民主…なぜ野党の足並みそろわない?
