【明治安田J1リーグ】名古屋グランパス 2ー1 浦和レッズ(5月24日/豊田スタジアム)
難しい判定だ。名古屋グランパスのDF原輝綺が、相手ペナルティエリア内で味方にパスを出した後、浦和レッズMF渡邊凌磨と接触して転倒し、PKを獲得した。際どいジャッジにファンの意見が分かれている。
注目のシーンは、名古屋がJ1リーグ第18節で浦和と対戦した81分のことだ。1点を追いかける名古屋が、前掛かりの状態で相手を左右に揺さぶって押し込んだ。
FW永井謙佑がボックス内の左から中央に浮き玉のクロスを送ると、ファーサイドで待っていたMF稲垣祥が頭で落とし、ボールは攻め上がっていた原に渡る。背番号70は弾むボールを右足のインサイドでトラップし、素早く稲垣にリターンパスを出す。すると、その次の瞬間だった。勢いよく寄せてきた浦和のMF渡邊凌磨と接触し、崩れ落ちるようにピッチに倒れたのだ。
目の前で見ていた池内明彦主審は、少し間を空けてから笛を吹き、名古屋のPKを宣告した。原が足を抑えて悶絶する中、浦和の選手は主審に抗議。原を倒した渡邊だけでなく、FW松尾佑介やMFサミュエル・グスタフソン、DF荻原拓也、DFマリウス・ホイブラーテンも駆け寄り、ノーファウルを主張した。
VARがファウルの可能性をあらためて確認する中、解説・南雄太氏は「渡邊が(原を)踏んだ形になったんですかね」とコメント。その後、名古屋のPKを正式に認めるジャッジが下された。
この判定に、SNSは紛糾。「ボールコントロールにないのにPK?」「これでPKある?」「なんでもPKやんそんなん」「この踏みかただけでPKはちょっと」「いやそれPKかーーきつ」など異議を唱える声に対して、「さすがにこれは踏んでる。PKだろ」「足踏んでるからPK妥当」「PKだね」と“踏みつけ”によるPKを支持する声も多く挙がり意見は対立。
さらに「膝が当たってるんじゃなくて?」「足裏ではなく膝に接触してるからファールなんだと思います」「アフターで相手の腿に凌磨の右膝が入ってるのがノーマルスピードでもわかる」「膝を刈られたな」「誰か教えて」など“踏みつけ”以外の接触でのPKだと指摘する投稿も多くみられ、ファンの意見は大きく分かれた。
名古屋が獲得したPKは、稲垣が正面に蹴り込んで成功。これで同点に追いつくと、90+5分には途中出場のFW永井謙佑がゴールをゲット。ホームチームが2ー1での逆転勝利を達成し、5戦負けなしとなった。
(ABEMA de DAZN/Jリーグ)





