試合前には、それぞれの準備の様子を映したバックルーム映像も公開。昨年末から戦線離脱していて、この日から肉体改造を経て復帰するカイリは、シャドーボクシングや高速のカットラス(裏拳)など、キレのある動きでファンを沸かせる。ひと回り大きくなったゾーイの姿にも進化の兆しが感じられ、いずれも“勝てる”雰囲気を醸し出していた。しかし、カメラが切り替わると、ファンは絶望にも似た“現実”を突きつけられることになる。

 トリを飾ったのはリア。映し出された筋骨隆々の背中には、隆起した背筋が美しく浮かび上がり、会場の歓声はこれまでにない絶叫へと変化。レザーの入場コスチュームをまとった姿はまさに主役そのもの。ファンからも「桁違いの人気だな」「人気すご」「背中やばいな」「肩の筋肉ゴツいぞ」「背筋きれい」「かっけえなぁ」など、佇まいや筋肉美に対する称賛のコメントが相次いだ。

 MITBラダーマッチ出場権をかけた大一番は、三者の激しい攻防でスタート。リアのパワーに対し、カイリは俊敏さで応戦。ゾーイも得意のスプリングボード・ミサイル・ドロップキックで流れをつかもうとしたが、着地に失敗し、古傷の膝を負傷。リング中央で倒れ込み、医療スタッフに運ばれる異例の展開となり、試合は一時中断された。

 最終的にリアとカイリの一騎打ちとなり、リアの豪快なスープレックスに対し、カイリも打点の高い改良型インセイン・エルボーで反撃。しかし、リアがこれを迎撃し、最後はフィニッシャー「リップタイド」でピンフォールを奪取。6月7日(日本時間8日)開催の女子MITBラダーマッチへの出場権を獲得した。(ABEMAWWE『RAW』)

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