アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』は、株式会社Cygames(サイゲームス)が展開するメディアミックスコンテンツ『ウマ娘』プロジェクトのひとつです。「週刊ヤングジャンプ」で連載中の同名マンガのアニメ化作品で、芦毛のウマ娘・オグリキャップが主人公です。
略称は『シングレ』で、2025年4月から分割2クールでテレビアニメが放送中。寂れた地方・カサマツの地にあるカサマツトレセン学園に入学したオグリキャップが、伝説になるまでのストーリーが描かれます。
この記事では、アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』に登場する六平銀次郎(むさか ぎんじろう)についてまとめました。
目次
- アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』のあらすじ
- アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』六平銀次郎の基本情報
- アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』六平銀次郎の声優は大塚芳忠さん
- 六平銀次郎について漫画担当の久住太陽氏が明かした内容
- アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』六平銀次郎のチームに所属しているウマ娘は誰?
- 史実で六平銀次郎のモデル・元ネタになった人物は?
- アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』六平銀次郎のまとめ
アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』のあらすじ
寂れた地方にあるカサマツトレセン学園に入学したウマ娘のオグリキャップ。学園所属のトレーナー・北原穣(きたはら じょう)は、活気を失いつつある地方レースの現状に対して嘆いていましたが、オグリキャップの走りを見て、長年待ちわびていたスターが現れたと感じました。
北原からチームにスカウトされたオグリキャップは、様々なレースに出走してあらゆる常識を覆していきます。やがて「怪物」と呼ばれるようになる灰被りの少女・オグリキャップが、数々の伝説を残していくシンデレラストーリーです。
クロスメディアコンテンツ『ウマ娘』プロジェクトのひとつですが、『ウマ娘 シンデレラグレイ』は独立したストーリーのため、これまで『ウマ娘』シリーズのゲームやアニメを知らない人でも楽しめる作品となっています。
アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』六平銀次郎の基本情報
六平銀次郎は、北原の叔父で中央(トゥインクル)のトレセン学園所属のベテラントレーナー。麦わら帽子にサングラスを着用しているのが特徴です。
初登場はアニメ第4話(漫画版ではコミックス1巻第7話)、長期休暇でカサマツにいた六平はオグリキャップが出走するジュニアクラウンを観に来ていました。六平は北原のことを「ジョー」と呼び、北原は六平のことを「ろっぺい」と呼んでいます。なお、「ろっぺい」と呼ばれると「六平(むさか)だ。バカ野郎」と注意しています。
六平はトレーナーとしてG1ウマ娘を数多く育て上げるなど、伝説的な手腕を誇ります。ジュニアクラウンで勝利したオグリキャップに興味を持つものの、北原に東海ダービーが目標なら中京盃には出すなと忠告しました。
ジュニアクラウンの次は中京盃に出走させるのが当然の流れのため、北原は六平の真意が掴めないままオグリキャップを中京盃に出走させると、オグリキャップは中央からスカウトされました。
年齢に関しては明かされていませんが、アニメ第5話(コミックス2巻第11話)では北原が25歳だった頃に六平は47歳だったので、年齢は22歳離れています。
『ウマ娘 シンデレラグレイ』の漫画担当(作画担当)の久住太陽(くずみたいよう)氏がX(旧Twitter)に投稿した北原の資料画像には、北原の年齢は「40歳くらい?」と記載されていました。北原と六平が22歳差ということを考えると、六平の年齢は62歳くらいなのではないでしょうか。
オグリキャップの中央移籍後
オグリキャップが中央に移籍が決定すると、北原が中央のトレーナーライセンスを取得するまでという条件付きで、六平がオグリキャップのトレーナーをすることになりました。
オグリキャップへのアドバイスも的確で、オグリキャップの中央デビュー戦の前に走り方を変える必要があるとすぐに気がつき、「ふわっと走れ」と伝えました。六平の言葉を理解したオグリキャップはレース本番で、ウマ娘が密集している中を抜くのではなく、危険が及ばないくらい大外から抜いて1着を獲得します。
六平は中央のトレーナーから慕われていて、タマモクロスのトレーナー・小宮山勝美(こみやま まさみ)は、六平の一番弟子を自称しています。
スーパークリークのトレーナー・奈瀬文乃(なせ ふみの)の父親はかつて「魔術師」と呼ばれていて、六平は「魔術師」と渡り合えた唯一の存在だと言われていました。その当時の六平の異名は「フェアリーゴッドファーザー」です。
プロフィール
誕生日:1月2日
身長:150cm(158cm)
■北原の叔父
■ベテラントレーナー
■ウマ娘には優しい
(出典:コミックス2巻より)
アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』六平銀次郎の声優は大塚芳忠さん
アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』で六平銀次郎の声を演じているのは、大塚芳忠(おおつか ほうちゅう)さんです。
大塚さんは、『NARUTO-ナルト-』の自来也役や『鬼滅の刃』の鱗滝左近次役などで知られる声優です。特撮作品『仮面ライダー電王』では、仮面ライダー電王と共闘する2号ライダーの仮面ライダーゼロノスと行動する味方の怪人(イマジン)・デネブ役を演じました。
ABEMA(アベマ)で放送されている声優によるバラエティ番組『声優と夜あそび 2023』にゲスト出演した際には、大塚さんが目標もなくバイトをしていた時に放送局で洋画のプロデューサーをしている人と出会い、吹き替えの収録現場を見学に行ったことが声優業との出会いだと明かしました。
そのほかに大塚さんが演じているアニメキャラクターとしては、『機動武闘伝Gガンダム』チボデー・クロケット役、『転生したらスライムだった件』ハクロウ役、『死神坊ちゃんと黒メイド』ロブ役、『SAKAMOTO DAYS』篁役などがあります。
大塚芳忠さんのコメント
六平銀次郎役の大塚芳忠です。
ウマ娘の力を見極める眼力とレースに勝利するための味わい深い戦略はまさに超名人級。
ところどころでボソッと囁く含蓄に富んだセリフなどは惚れ惚れするほど。
実に魅力に富んだ、役者としてやり甲斐のあるオヤジです。
ウマ娘たちの熱気溢れる演技に負けないよう頑張ってやり遂げたいと思います!
六平銀次郎について漫画担当の久住太陽氏が明かした内容
漫画『ウマ娘 シンデレラグレイ』作画担当の久住氏のXでは、漫画本編では明かされていない六平の秘密が投稿されることがあります。
2020年12月3日には、過去の六平を描いたイラストが投稿されました。「若かりし頃の六平さん(25)」と書かれていて、帽子にサングラスという風貌は今と同じですが、髪は結べるほど長く、ピアスをつけています。25歳の六平は、幼い頃の北原に泣かれてしまい3日くらい凹んだとのことです。なお、このイラストはコミックス3巻第26話のおまけページにも掲載されています。
2020年12月17日には、「それと多分ヤエノムテキのトレーナーさんは六平さんの飲み友達」とポストして、六平がヤエノムテキのトレーナーとお酒を飲んでいるイラストを投稿。このイラストはコミックス3巻第24話のおまけページにも掲載されました。
2021年6月3日には、「六平さんは何を考えてるのか分からない底知れなさを出す為に、絶対に目を見せないように描いてます」「サングラスの大きさは湿度などによって変わります」と投稿しました。
アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』六平銀次郎のチームに所属しているウマ娘は誰?
六平は中央でトレーナーをしています。オグリキャップが中央に移籍することになると、北原が中央のライセンスを取得するまでという条件付きで六平がオグリキャップのトレーナーになりました。
オグリキャップと一緒に中央にやってきたベルノライトに関しては六平のチームに所属しているのかどうかは言及されていませんが、ベルノライトは競走ウマ娘ではなくスタッフ研修生としてトレセン学園に編入しているため、六平のチームにもスタッフとして参加しているのではないでしょうか。
オグリキャップとベルノライト以外に六平のチームに所属しているウマ娘としては、メイクンツカサ、クラフトユニヴァ、ゴッドハンニバルの3人がいます。
メイクンツカサ
メイクンツカサは六平のチームに所属している先輩ウマ娘で、活発な優等生です。身長は165cm。前髪をヘアクリップで留めているのが特徴です。
オグリキャップが中央のデビュー戦でブラッキーエールと戦うことになったため、オグリキャップと並走トレーニングをおこないました。
漫画『ウマ娘 シンデレラグレイ』の作画担当の久住氏はXで、「ツカサ先輩は先輩後輩の垣根無くフレンドリーに構ってくれる」と投稿しています。
クラフトユニヴァ
クラフトユニヴァは内気な性格の先輩ウマ娘です。身長は158cm。顔にそばかすがあり、カチューシャをつけています。メイクンツカサと共に、オグリキャップの並走トレーニングをおこないました。
漫画やアニメを六平にオススメしているようで、コミックス7巻第61話のおまけページにてベルノライトが「六平さんも漫画とかアニメ観るんですね」と発言すると、六平は「ユニヴァの奴がそういうの好きらしくてな」と返答しました。
漫画『ウマ娘 シンデレラグレイ』の作画担当の久住氏はXで、「ユニヴァ先輩はオグリとベルノに会う度にアメちゃんをくれる」と投稿しています。
ゴッドハンニバル
ゴッドハンニバルはミステリアスな雰囲気を持つ先輩ウマ娘で、ポンコツな一面があります。身長は175cmで、六平のチームに所属している3人の先輩ウマ娘の中では一番長身です。
メイクンツカサとクラフトユニヴァがオグリキャップの並走トレーニングをするシーンでは、ゴッドハンニバルは参加せずにアイスを食べながら解説をしていました。コミックス3巻第19話のおまけページにて、並走トレーニングに参加していなかった理由はジャージとアイスを間違えて持ってきてしまったからだと明かされました。
漫画『ウマ娘 シンデレラグレイ』の作画担当の久住氏は、 2020年11月5日にXで「ゴッド先輩はよく道に迷って行方不明になる」と投稿。 2021年11月18日には、道に迷ったゴッドハンニバルが六平に助けを求めるトーク画面の画像が投稿されました。
史実で六平銀次郎のモデル・元ネタになった人物は?
『ウマ娘 シンデレラグレイ』に登場するウマ娘の中には、オグリキャップのように史実で活躍した競走馬がモデルになっているキャラクターがいます。しかしながら、トレーナーなどの人間は実在した人物をモデルにしたのかどうかは明かされていません。
六平についてもモデルになった人物がいるのかは公式に明かされていませんが、史実のオグリキャップが笠松から中央に移籍した際に調教師・瀬戸口勉(せとぐち つとむ)さんの厩舎に入ったため、ネット上では瀬戸口さんが六平のモデルなのではないかと予想されています。
瀬戸口さんは鹿児島県出身で、1959年に騎手としてデビュー。騎手としては重賞7勝、通算329勝を挙げています。1973年に調教師免許を取得して、オグリキャップ以外にも、ネオユニヴァースやラインクラフト、メイショウサムソンなどの名馬を育てています。2007年に調教師を引退、2017年11月に急性白血病のため81歳で亡くなりました。
アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』六平銀次郎のまとめ
アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』に登場する六平銀次郎は、カサマツトレセン学園所属のトレーナー・北原穣の叔父で、中央のベテラントレーナーです。
六平銀次郎の声を演じている声優は大塚芳忠さん。六平以外に大塚さんが演じているアニメキャラクターとしては、『NARUTO-ナルト-』自来也役、『ゴールデンカムイ』鶴見中尉役、『鬼滅の刃』鱗滝左近次役などがあります。
(C)久住太陽・杉浦理史&Pita・伊藤隼之介/集英社・ウマ娘 シンデレラグレイ製作委員会
(C) Cygames, Inc.







