そして第2話でも、ケイゴの新たな本音が明らかになった。出発前、ケイゴは自身の上司に家事分担について相談しており、「家のことを僕が全部やっていて。毎日仕事終わって帰ってきて、ご飯作りながら弁当作って、洗濯も掃除も全部やっているんですけど」と不満を吐露。「ありがとうとは言うんですけど、食べたものぐらい片付けてよって。それすらもなく」というケイゴの言葉からは、ストレスが溜まっている様子が見てとれた。第1話でケイゴの家事スキルの高さを賞賛していたヒコロヒーは「そこ不満やったんや」と驚き。一方、藤本は「でも全部はちょっと辛くないですか?」と、すべての家事を担っているケイゴに同情を寄せた。

 旅2日目の夜、ケイゴはヤワラとバルを訪れ、家事の問題に言及。「半々まではいかなくても、少し気を使って欲しい」と訴え、やる気はあるのかと問いかけた。ヤワラは「それはもちろん」とやる気を示し、「今は本当に(家事を)できていない。言い訳も言えないくらいやってもらっている」と反省。しかし、ケイゴは食べた後の食器すら片付けないのは「やる気がないって感じちゃう」と本音をぶつけた。さらに、洋服を脱ぎっぱなしにすることについても「なんでそのままにしているの?」と説教。ヤワラは「後で片付けるって思っちゃう」と弁明したが、ケイゴから「しないじゃん。それが毎日毎日、積み重なって」と返されてしまい、反論の余地もない。

 その後もケイゴの不満はあふれ続け、「家政婦みたいになってる」というパワーワードも飛び出した。しかし、「頑張っているのは俺だけなんだって思う部分もある」という言葉には、ヤワラも「頑張っているのは俺だけじゃない」と反論。旅行などケイゴと楽しい時間を過ごすため、自分も仕事を頑張っているのだと訴え、さらに、安定した会社員と個人事業主では「考えが違う」「頑張らなかったら潰れちゃう」と理解を求めた。

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 「今、仕事を頑張ればお客様が増える。今頑張れば、今頑張れば…」。独立して約1年、必死にサロンを経営してきたヤワラ。そんな彼女に、厳しい芸能界を生き抜いてきたスタジオメンバーから共感する声も上がった。会社員と個人事業主では、働き方も考え方も大きく異なる。個人事業主の場合、仕事量を増やすのも減らすのも、自分次第。「いつか仕事って落ち着くの?」と尋ねたケイゴに、ヤワラが「自分で勝手に忙しくしちゃってるだけ。落ち着こうと思えば自分で落ち着ける」と答え、「申し訳ないよね」と心苦しそうに語る場面もあった。
 
 その後のインタビューでヤワラは「別に一緒に住まなくていい」というケイゴの発言について「確かにそう思うよなって思った。今の仕事の向き合い方って、もしかしたらそっちの方がいいのかもって思っちゃった」と本音を吐露。「まだ私の中では仕事を止めてまでって思えない」と話し、今のヤワラに仕事をペースダウンさせる考えはないようだ。さらにヤワラは、給与を支給される会社員と、一から売り上げをつくる個人事業主では、働き方が異なることを改めて強調。「もし結婚することになれば、隣で一番わかって欲しい人なので、そこはもうちょっと落ち着いて話せたらいいかなと思います」と、話し合いを続けていく姿勢を示していた。

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