この日、1カ月にわたる日本での映画撮影を終えたリヴ・モーガンが「RAW」に復帰。「これからは私をハリウッド女優と呼びなさい」と主張するなど、久々の登場にもかかわらず、その存在感は健在だった。
とくに注目を集めたのは、コスチュームという枠を超えた“挑発的な装い”。シースルー素材を大胆に使用したトップスは、あえて透け感を強調した、肌のラインが浮かび上がるギリギリ仕様。そしてその中心には…カメラ的にも倫理的にも「ここだけは隠そう」という意図なのか?“X”マークのニプレス風装飾。そんな露出全開の姿で現れた彼女に、ファンは「リヴ久しぶり!」と温かく出迎える一方、「すげぇ衣装」「復帰より衣装がインパクト勝ち」「アティテュード期かと思った」との声も上がるなど、出場以上に服装が話題を独占した。
そんなリヴは、ラケルを伴ってGMアダム・ピアースのオフィスへ向かう途中、現女子世界王者イヨ・スカイと、復帰間もないカイリ・セインの2人と遭遇。そこでリヴが放った「ダメージCTRLの同窓会?」という軽口が、二人の怒りに火をつける。
かつては多人数ユニットとしてWWE女子戦線を牽引していたダメージCTRLも、メンバーのケガによる戦線離脱や契約終了により、現在は実質的に活動休止状態。イヨとカイリの間にも言及を避けたい空気が漂っていたが、リヴはお構いなしに“ヒール役”としての挑発を続け、カイリが前週のMITB予選で敗退したことまで話題にしたことで、緊張感は一気に高まった。
カイリも黙ってはおらず、「さっきからぺらぺら、馬鹿にしやがって」と強い言葉で応戦。これにより急遽その夜のシングル戦が決定し、バックステージでの舌戦はリング上の実戦へと発展する。結果として、試合はカイリが意地を見せて勝利。復帰戦で挑発を重ねてきたリヴを堂々と下し、今後のストーリー展開に新たな軸を加えた。
一方、リヴの周辺では別の火種もくすぶっている。映画撮影で不在の間に、自身が掌握していたはずの“ジャッジメント・デー”に、ロクサーヌ・ペレスが無断で加わっていたことが明らかに。ユニット内での立ち位置やリーダーシップをめぐる微妙なズレも浮上しており、女子部門の物語は今後ますます錯綜しそうだ。(ABEMA/WWE『RAW』)
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