なぜ、競争入札では小売店に届かないのか?

「競争入札」やめ「随意契約」
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━━小泉農水大臣に代わって備蓄米は競争入札から随意契約となったが、競争入札の時にアキダイに備蓄米は届かなかったのか?

「ほとんどの小売店に届いていなかった。あれだけの量が出ているので多少なりとも影響があるかと思ったが、価格の方にもほとんど影響がない状況で、『備蓄米って無いですか?』と聞く消費者も多かった。『ないのが当たり前』という状況だった」

━━なぜ、競争入札では小売店に届かないのか?

「まず多くはJAさん。前回の仕組みは非常に複雑だったと思う。資金面もあって、大手かJAさんがほとんどを手にした。そしてJAさんはやはり学校給食とかそういうところに売り、私たち小売店の方には10%に満たない数で、全然ないような状況だった」

━━随意契約に切り替わって、まずは大手小売の申し込みがあり、その後、中小スーパーの方に切り替わっていく。アキダイは備蓄米の申請をしたのか?

「うちのグループ全体で申し込みをした。いわゆる2022年度の古古米と言われている米に対して申請を出して、一応来る予定だ。ただ、実際にお店に並ぶまでは、どうなるんだろうという不安はある」

今後の米の価格は?
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