コメ価格の高騰が続いている。5月12~18日の5キロ価格は4285円(前年同期+102.2%)と倍以上になっている。政府は備蓄米・約30万トンを入札で放出したが、さらに随意契約で約30万トンを放出。計60万トンとなったが、これも国内消費の約1カ月分だという。連日メディアでは古古米、さらには古古古米の味、品質について取り上げられ、国会では「1年経ったら動物のエサ」という発言が飛び出し物議も醸したが、小泉進次郎農水大臣は試食で「どれを食べてもおいしくいただける」と述べた。テレビ各局でも備蓄米の試食企画が行われる中、「ABEMA Prime」では偶然保管されていた2015年産、今から10年前に収穫された「古古古古古古古古古米」を試食。出演者たちが味、においなどについて率直な感想を述べた。
10年前の「古古古古古古古古古米」を保管していたのは、茨城県で大規模なコメ農家を経営し、JA稲敷の元理事・大塚則昭さん。偶然、別宅の冷蔵庫に保管したままだった自作のコメを発見。5月3日、自分で食べてみたところ「(他のコメと)遜色ないなと思った」。保管方法は「冷蔵庫の野菜室に入れていた。備蓄米は普通15度で保管するが、冷蔵庫は5度で水分もあったので長持ちしたのではないか」と述べた。
10年前のコメの味は?
