バックステージでの舌戦から即カード決定という、お得意の流れでリヴとカイリのシングル戦が急遽決定。WWE世界女子王座陥落以降、シングル戦線では“蚊帳の外”状態が続いていたリヴにとっては、王者イヨ・スカイの盟友をひと捻りしての再浮上を狙いたいところだったが、欠場中もストイックに肉体改造に取り組んでいたカイリはひと味違った。

 見せ場は試合後半。リヴがセカンドロープからのコードブレイカーを炸裂させ、会場がどよめく。誰もが「これで終わった」と思ったその瞬間、カイリが驚異的な粘りでキックアウト。

 通常であれば、ここで試合は決まっていた展開。しかし、カウント2.8で返された瞬間、勝利を確信していたリヴの表情が一変。目を見開き、口を半開きにしたままレフェリーに「えっ、これでもダメなの?」とやや狼狽しながら確認する“変顔”が画面にアップで抜かれ、その崩れっぷりにファンも騒然。

 「これはやばい」「美人が台無し」「あっぶね」「顔w」「リヴその顔やめろwww」「すげえ」「良い顔だリヴ」などの声が相次いだ。本人も納得がいかないのか、カウントスリーを確認するように3本の指を立ててレフェリーに詰め寄るも、「うん、2.8やね」とクールな対応。

 試合はその後、カイリがロープを活用しながらリヴの必殺技“オブリビオン”を巧みに回避。さらにリングサイドではロクサーヌ・ペレスとラケル・ロドリゲスの乱闘が発生し、混乱の中で流れが一気に変化。リヴが再びオブリビオンを狙うも、カイリが素早いロールアップで3カウントを奪い、逆転勝利を収めた。

 リヴは、先日まで日本に滞在。三池崇史監督作『バッド・ルーテナント:トウキョウ』で主要キャストを務め、「これからはハリウッド女優と呼びなさい」と自ら語るなど、すっかり女優気取りだったが、皮肉にも試合中に見せた衝撃の変顔で、その“演技力”を証明することに…。金髪美人の小悪魔ヒールキャラとして人気を博しているリヴだが、試合では顔を崩しながら闘志をむき出しにする“全力キャラ”を支持する声も多い。(ABEMA/WWE『RAW』) 

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