【写真・画像】電光石火の6秒ゴール! なでしこジャパン、“高速ショートカウンター弾”でブラジルに一矢報いる「籾木さんマジで上手い」「さすが清家さん」 1枚目
【映像】田中美南がシュート→ブラジル女子2人がゴールネット突撃
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【国際親善試合】ブラジル女子代表 3-1 日本女子代表(日本時間5月31日/ネオ・キミカ・アレーナ)

【映像】田中美南がシュート→ブラジル女子2人がゴールネット突撃

 なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)のFW田中美南が、ボックス外で相手GKをかわしてコロコロシュート。ブラジル女子代表の2人の同時スライディングをもろともせずにネットを揺らした。しかしVARの結果、起点になった場面でのDF南萌華の守備がファウル判定に。「幻のゴール」になってしまったが、ファンの間では話題になっている。

 日本時間5月31日、なでしこジャパンは国際親善試合でブラジル女子代表と対戦。完全アウェーの環境や相手の圧力に押されて1ー3で敗れ、ニルス・ニールセン監督体制で初黒星を喫した。

 しかし、先制点を奪えていれば、試合はまた違った展開になっていた可能性もある。スコアレスで迎えた11分には、相手のゴールネットを揺らしてもいたのだ。

 DF古賀塔子が南と協力してブラジルのFWドゥジーニャのドリブルをストップし、前線の中央に縦パスを出す。これを受けたMF藤野あおばが浮き球のスルーパスを前線に送り、田中が背後に抜け出した。ブラジルのGKロレーナがボックスを飛び出して前に出てきたが、田中はボールがバウンドする間に相手の位置を確認。左方向に流すファーストタッチでロレーナを見事にかわし、倒れ込みながら左足を振った。

 田中が放ったグラウンダーのシュートはゴールに向かって転がっていく。ブラジルのMFアンジェリーナとDFイサ・ハイスが懸命に追いかけ、最後はゴール直前で同時にスライディングするも、かき出すことはできず。ゴールネットが揺れた。

 解説の岩渕真奈氏は、「良い繋ぎから、藤野選手の縦パスが良かったですね。田中選手もCBの間から抜け出すことで(相手からすると)非常にマークが付きにくかったと思いますし、カウンターを仕留められるのは今のなでしこジャパンの強みだと思うので、非常に大きいですね」とゴールまでの流れを称賛した。

 相手2選手の同時スライディングを無効化した“コロコロゴール”には、サッカーファンもABEMAのコメント欄で反応。「名シーン」「絶妙なゴールだったな」「なんつーもどかしいボール」「このゴール結構すき」「ボール減速して危なかった」「サッカー漫画かよ」「コロコロ弾」「フットサルのパワープレー返しみたい」「ギリギリのゴール」「いやなシュート」などと沸いた。

 両手を広げて喜ぶ田中のもとにチームメイトが駆け寄って歓喜の輪ができたが、試合はなかなか再開されない。主審がVARと1分以上もコミュニケーションを取った後、OFR(オンフィールドレビュー)へ。実況席が田中のオフサイドを確認するのかと予想した中、主審がチェックする映像が中継に映し出される。

 なんと該当シーンは、なでしこの攻撃の出発地点になった自ボックス内でのボール奪取シーンだった。古賀がマイボールにする前に、南がドゥジーニャに対してスライディングタックルを繰り出しており、後ろ足がドゥディーニャの右足を引っ掛けて倒していたのだ。

 主審は何度も映像を確認した結果、下した判定は南のファウル。つまり、なでしこの先制点がノーゴールとなり、ブラジルがPKを獲得することになったのだ。まさかの“大どんでん返し”には、ファンからも「革命返しみたいや!」「よく見てたな…」「微妙なタッチ」と声を上げた。ただ、ブラジルのMFケロリンのPKはGK山下也加の逆を突くシュートだったが、枠を外れてゴールならず。結果的にスコアは動かなかった。

 なお、今回は同じブラジルとの強化試合がもう1試合が組まれており、次戦は日本時間6月3日(朝8時キックオフ予定)。なでしこジャパンはポゼッションやカウンター対策など今日の課題を修正し、リベンジできるか。期待したい。

(ABEMA/なでしこジャパン)
 

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