【国際親善試合】ブラジル女子代表 3-1 日本女子代表(日本時間5月31日/ネオ・キミカ・アレーナ)
【映像】北川ひかる、「強靭ショルダーチャージ」からPK奪取の瞬間
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)のDF北川ひかるが、強靭なデュエルと右足アウトサイドのキックでハンドを誘発。PK獲得シーンにファンが沸いた。
なでしこジャパンは日本時間5月31日、国際親善試合でブラジル女子代表に1ー3で敗戦。ニルス・ニールセン体制での最多失点を喫しての初黒星となり、守備陣にとっては悔しい結果になった。
しかし、左SBで先発した北川がアグレッシブは65分、アグレッシブな攻撃参加で反発。敵陣ボックスの手前で相手のクリアをカットした北川、ワンタッチで前方にいたMF藤野あおばへ縦パスを送る。そして、左側から回り込むように駆け上がり、オーバーラップを仕掛けた。
そのまま北川は藤野からのノールック気味のスルーパスに反応し、ボックス内の左に進入。ただ、ブラジルのFWルアニーもこの連携プレーを察知しており、身体を入れられてパスカットをされかけた。
しかし、北川は迫力のショルダータックルでルアニーの体勢を崩してマイボールにすると、右足のアウトサイドで斜め右方向にタッチ。ボールがボックス内で倒れていたルアニーの左手に当たり、ハンドでPKを獲得した。
北川は昨年8月にスウェーデンの強豪BKヘッケンに移籍。ABEMA独占密着取材では、体格で勝る相手に勝つためにフィジカルとランニングの鍛えていることを明かし、80kgのバーベルで筋肉トレーニングを積む姿も公開していた。その成果の一端が見えたシーンでもあるだろう。
解説・岩渕真奈氏は「北川選手のこぼれ球を拾った時に藤野選手に付けたダイレクトパスが素晴らしかったと思います。その後の関係性も良かったですけど」と述べ、「しっかりと身体をぶつけているからこそ生まれたPKだと思いますし、上手く繋がらなくても最後まで粘り強くプレーする点がなでしこの良さ」と称賛した。
このPK誘発シーンには、サッカーファンたちも反応。ABEMAのコメント欄やSNSでは、「北川いいね」「うまいね」「うまく手に当てた」「北川がんばったな」「かわいらしいハンド」「2回ハンドした笑」などと反応していた。
しかし、ブラジル・サポーターの大ブーイングが響く中、MF長野風花のシュートは甘くなってGKロレーナに弾かれてPK失敗。ゴールには繋がらなかった。
なお、今シリーズは同じブラジルとの強化試合がもう1試合が組まれており、次戦は日本時間6月3日(朝8時キックオフ予定)。なでしこジャパンはこの日の課題を修正し、2試合目はリベンジできるか。期待したい。
(ABEMA/なでしこジャパン)





