【明治安田J1リーグ】京都サンガF.C 3ー0 FC東京(5月31日/サンガスタジアム by KYOCERA)
FC東京がサイドからのクロスをクリアしきれず、失点を献上。自陣ボックス内に人数がいたにもかかわらず簡単にネットを揺らされたシーンに、ファンからは厳しい声が上がっている。
注目のシーンは、FC東京がJ1リーグ第19節で京都サンガF.Cと対戦した32分のことだ。京都に自陣の左サイドでのスローインを与えると、後手を踏んでしまう。
京都のDF福田心之助がロングスローの素振りから近場のDF宮本優太に投げたため、FC東京の選手のほとんどがボックス内を固めており、リスタートに出遅れた。FW佐藤恵允が宮本に寄せるも、福田へのリターンパスでいなされる。福田に対してはFW俵積田晃太がアプローチしたが、間合いを詰めきれず、ノープレッシャーでクロスを蹴り込まれた。
鋭いボールがゴール前に入ってくると、DF森重真人のヘディングは届かない。その背後に走り込んでいた京都のDF鈴木義宜が右足のインサイドで合わせた。ドフリーでのシュートだったが、ジャストミートできず。森重が目の前に転がってきたボールをクリアしたのだが、倒れ込みながらの処理だった。そのため大きく蹴り出すことができず、ボールがペナルティスポットの前に転がり、これを京都のMF川﨑颯太に流し込まれ、FC東京は先制点を許した。
スタジアムがホームチームのゴールで盛り上がる中、FC東京の選手たちが呆然と立ち尽くし、クリアミスになった森重はピッチに倒れ込んだまま天を仰いだ。
解説・加地亮氏が「福田選手のクロスの質が高かったですし、競った後のこぼれ球を狙っていましたよね。コースをイメージしていたと思いますし、落ち着いた良いゴールだったと思います」と称賛し、ファンはSNSで「この状況で決めるのがキャプテン!さすがです!」「いいポジションに居る。それも点を取る才能!」「俺たちの川崎颯太!!」と興奮していた。
その一方で、FC東京の失点についてはSNSで「セットプレー、攻撃も守備も弱すぎん?」「クロスあげれば1点もらえるなんてボーナスゲームすぎだろ」「相変わらずのクロス対応でした」「点取られる未来しか見えなかった」「クロス上げてくるなんてズルいぞ」「なんでもっと対策できない?」「なんでペナ内でどフリーになんだよ」「クロスから何回失点すれば気が済むんだ」とファンらが辛辣な声を上げ、簡単にゴールを許した守備を非難している。
その後、FC東京は京都に2点を許し、0ー3で完敗。3試合連続での3失点となり、サポーターが危惧した通りの厳しい結果になってしまった。
(ABEMA de DAZN/Jリーグ)





