「ちなみに、随意契約で今回いきなり大手の小売に出していくというのは、農政トライアングルで言うと『農協』、特に全農という集荷業者を対象とはしていない。今まで1回目から3回目の一般競争入札の備蓄米を95パーセント購入したのが農協系の全農で、その95パーセントの備蓄米を持っているが、残念ながら店頭に並んでいるのがあまりない。だったら、他の流通経路を使って別の方々でやっていただく、そういった判断をしたのも、ある意味、そこには忖度を持ってはならないという思いはもちろんある」(小泉大臣)
備蓄米放出に関して、スピーディーに動いている小泉大臣だが、その一方で、小さい米店には行き届いていない問題なども出てきている。これについて小泉大臣は「スピードを最優先した以上、なかなか行き届かないところが時間的には最初はあるというのは覚悟の上で判断しなければいけなかった。最初に、もしも北海道から沖縄まで全てのお米屋さんも含め、同時同量を出さなければいけないと言ったら、5月31日に備蓄米が並んでることは絶対になかった。政治というのは、全部を取るなら遅くなるということを説明して、そしてスピードを取るなら、最初はスピードに対応できるところから出させていただくと。この説明をした上で、それでも評価いただけるところと、それが違うというところ、両方受け止めるのが政治責任だと思う」との考えを示した。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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