【国際親善試合】ブラジル女子代表 2-1 日本女子代表(日本時間6月3日/シーセロ・デ・ソウザ・マルケース・スタジアム)
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は6月3日、国際親善試合でブラジル女子代表とアウェイで対戦。美しい連携から清家貴子のゴールで先制したが、1ー2の逆転負けとなった。アウェイ・ブラジル2連戦は2連敗となっている。
2027年に予定されている女子ワールドカップのホスト国であるブラジルとの強化試合2連戦。5月31日に行われた初戦は、カウンターから3失点を喫して1ー3で敗れた。
中2日で迎える第2戦は、スタメンを6人変更。GKは山下杏也加、DFは右から高橋はな、石川璃音、古賀塔子、北川ひかるが並ぶ。中盤は三浦成美をアンカーに、インサイドハーフには籾木結花、松窪真心が置かれ、最前線は右から清家貴子、田中美南、藤野あおばの並びとなった。
立ち上がりこそブラジルに押し込まれる時間が続いたなでしこだったが、積極的に裏を狙う動きを続けると28分には決定機を作り出す。ピッチ中央で籾木が入れた楔のパスを田中がワンタッチで落とすと、そこに走り込んだ松窪がシュート。これはポストを叩き、こぼれ球に再び松窪が詰めたがミートできずにゴールとはならなかった。
さらに29分には裏に抜けた清家がシュートを放つが、GKロレナにセーブされる。31分にも裏をとった清家がGKをかわしてボックス右からシュートを狙ったが、枠を外すなどゴールを決めきれずに試合を折り返した。
ニルス・ニールセン監督は、北川を下げて千葉玲海菜を左SBに投入して後半を迎える。すると46分にはその千葉の運び出しから、藤野ー松窪ー藤野とダイレクトで繋ぎ、最後は藤野のアウトサイドパスからファーサイドに飛び込んだ清家が蹴りこみ、なでしこが美しい連携から先制点をもぎ取った。
しかし54分にはコーナーキックを与えると、混戦の中で石川に当たってオウンゴールとなり同点とされる。58分には藤野がドリブルで中央を切り裂き、右の清家へ。ボックス内まで運び出してシュートを放つが、ここもポストに阻まれた。63分には清家、藤野、籾木を下げて、浜野まいか、植木理子、杉田妃和がピッチに立った。迎えた79分、CKの流れから一瞬の隙からカウンターを浴びると、最後は爆速で抜け出したFWジョンソンにゴールネットを揺らされて逆転を許した。
83分には高橋と松窪を下げて山本柚月と宮澤ひなたを投入。86分にはボックス左でボールを受けた植木が、ポストプレーから反転して右足を振り抜くなど積極的にゴールを狙う。しかし追いつくことはできずに試合は終了。なでしこは、アウェイのブラジル2連戦を2連敗で終えた。
(ABEMA/なでしこジャパン)
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