【MLB】ドジャース 3—4 メッツ(6月2日・日本時間3日/ロサンゼルス)
【映像】大谷、第23号アーチは“確信うなずき”特大ムーンショット
これがスターの立ち振る舞いだ。ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でスタメン出場し、7回の第4打席で23号ソロホームランを放った。3日未明に亡くなった長嶋茂雄さんに捧げる一発に、感動の声が寄せられている。
試合が行われた日本時間3日に、日本の野球界のレジェンドである長嶋茂雄さんが89歳で亡くなった。それぞれの数字を辿ると、亡くなった日付が代名詞である背番号と同じ「3」、年齢が「89(やきゅう)」と"ミスター"は最後まで野球に愛されていた。
レジェンドと大谷には縁がある。今年3月に公開されたセコムの新CM「夢の対決」編にて共演。ピッチャー大谷、バッター長嶋というまさに"夢の対決"が実現していた。
試合前に追悼のコメントを発表し、SNSにも今年3月に撮影したツーショット写真を掲載していた大谷は、ドジャースが0-2と追いかける展開で迎えた7回2死で第4打席が回ってきた。
ミスターが天国から見守る中、メッツのクラニック投手が投じた初球のカーブを打ち抜くと、あっという間にボールはライトスタンドに飛び込んだ。
打った瞬間に大谷自身もホームランを確信したのか、何度も大きく頷くリアクションを見せた特大の一撃は、打球角度38度でスタンドイン。打球速度113.9マイル(約183.3キロ)、飛距離424フィート(約129.2メートル)と文句なしのホームランだった。なお、このホームランでMLB両リーグトップタイとなる23号に並んでいる。
この追悼の意味も含まれるホームランは、ABEMAのコメント欄やSNSでも大きな話題に。ファンからは「ミスターまで届け…」「ミスター逝去の日、必ず令和のミスターが打つと思っていた」「選ばれたスーパースターはレベルが違う」「大谷さん ミスターの継承者」と、感動の声が寄せられた。
大谷は続く9回の打席でメッツの守護神ディアス投手から同点に追いつく犠牲フライを放った。しかし、チームは延長戦の末に3-4で敗れている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)



