【国際親善試合】ブラジル女子代表 2－1 日本女子代表（日本時間6月3日／シーセロ・デ・ソウザ・マルケース・スタジアム）
なでしこジャパン（サッカー日本女子代表）の20歳新星・MF松窪真心が眩い光を放った。力強いインターセプトから、MF籾木結花、FW田中美南との連携で前線に飛び出してフィニッシュ。惜しくもポストを叩き、こぼれ球も押し込めなかったが、王国を脅かすプレーにファンたちも反応している。
なでしこジャパンは日本時間6月3日、国際親善試合でブラジル女子代表と対戦。美しい連携からMF清家貴子のゴールで先制したが、1ー2の逆転負けを喫し、ブラジル遠征は2連敗に終わった。
敗れた一戦だったが、インサイドハーフで先発した松窪など若手の躍動も光った。とくに圧巻だったのが、ゴールレスで迎えた28分のワンシーンだ。
GK山下杏也加のロングフィードに上手く抜け出した田中がシュートを放つも、相手DFがブロック。こぼれ球をMFアンジェリーナが回収しようとしたところで、松窪が鋭い出足でインターセプトした。
このデュエルでボールがこぼれた中、籾木が回収したことを見て松窪は前線のスペースに。すると田中のヒールパスから、松窪がGKと1対1の決定機になる。背番号20は左足ダイレクトでボールを蹴り込むが、惜しくも右のポストを直撃。跳ね返ったボールをまたもダイレクトで狙ったが右足を上手くミートできず、このビッグチャンスを逃した。
一連のチャンスシーンについてABEMAで解説を務めた岩渕真奈さんは、「非常に良かったですね。山下選手から田中選手にボールが出ることで、全体を押し上げられる。そこにフォローが入り、人数かけていけました。決めたかったですが良いシーンでしたね」とコメント。なでしこらしい連動した攻撃を高く評価した。
また、このシーンにはサッカーファンたちも反応。ABEMAのコメント欄やSNSでは、「マジかよ」「脳汁出たわ」「でも崩したぞ、これだよ、スピードと連携」「松窪真心選手がブルーノ・フェルナンデスすぎる」「良すぎます。小さい身体で負けてない。守備も攻撃もいい」「松窪スピードやべえな」「松窪ちゃん素晴らしいインターセプトと良いランニング」「松窪の判断よかったなー！あとは決め切るだけ！」「めちゃくちゃ松窪がいい仕事してる！決まったと思った！」などの声が出るなど盛り上がった。
試合後、ABEMAのインタビューに応じた松窪は、試合を振り返って「ゴールに迫るシーンをたくさん作れたことはポジティブに捉えたいですが、決めきれないとこういう強い相手には勝てない。大きい舞台で取り切れるように頑張りたい」と課題を口にした。
なお、ブラジル遠征を2連敗で終えたなでしこジャパンは、日本時間6月28日に再びアウェーでスペイン女子代表と強化試合で対戦予定。女子ワールドカップ2023優勝国を相手に、どんな戦いを見せるか。要注目だ。
（ABEMA／なでしこジャパン）
