サッカー日本代表は日本時間6月5日、FIFAワールドカップ2026・アジア最終予選(3次予選)でオーストラリア代表と敵地パースで対戦。そのスタメンを予想したい。
すでにW杯出場を決めており、10日のインドネシア戦(ホーム)を含めた今シリーズは、DF板倉滉(ボルシアMG)、DF菅原由勢(サウサンプトン)、MF三笘薫(ブライトン)、MF伊東純也(スタッド・ランス)、MF南野拓実(モナコ)、MF守田英正(スポルティング)、MF田中碧(リーズ)、MF堂安律(フライブルク)、FW前田大然(セルティック)、FW小川航基(NECナイメヘン)、FW上田綺世(フェイエノールト)などコアメンバーの多くを選外に。一方で新戦力が実に14人(初招集が7人、復帰組が7人)と実にフレッシュな陣容を森保一監督は組んできた。
ただ、環境的にも実力的にも難易度が高いオーストラリア戦は今回のベストメンバーをぶつけ(数少ないコアメンバーを可能な限り使って新戦力との融合を進める)、インドネシア戦はよりテスト色の強い機会になるのではないか。
そう考えると、オーストラリア戦におけるGKのスタメンはここまで予選全試合でフル出場の鈴木彩艶(パルマ)か。大迫敬介(サンフレッチェ広島)と谷晃生(FC町田ゼルビア)はオーストラリア戦の後半、もしくはインドネシア戦に回ると読む。
最終ラインは、左がレギュラー格の町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ)、中央が4シリーズ連続招集となった瀬古歩夢(グラスホッパー)、右が伸び盛りの高井幸大(川崎フロンターレ)。ただ、中央は高井や約1年3か月ぶりの復帰となった渡辺剛(ヘント)、右はWBでも使える関根大輝(スタッド・ランス)も選択肢になりそうだ。
ダブルボランチは、キャプテンの遠藤航(リヴァプール)がまず固い。難しいのは相棒だが、2024-2025シーズンのパフォーマンス的には、約1年4か月ぶりの復帰となった佐野海舟(マインツ)か。直近の招集実績は多い藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)の先発もありえる。
堂安、伊東、菅原という序列1-3番手が不在の右WBは、いわば最も予想が難しいポジション。攻撃的にいくなら平河悠(ブリストル)や森下龍矢(レギア・ワルシャワ)、バランス重視なら関根らが選択肢になる。今回は森保監督が「町田やパリ五輪の時から注目していた。ハードワークしながらゴールに向かうプレーはイングランドで逞しさを増した」と期待を寄せる平河と読む。
左WBは三笘に続く2番手だった中村敬斗(スタッド・ランス)が今回のレギュラー格。所属クラブの2部リーグ降格で関根とともに心身の状態が心配されるものの、「ワールドカップ出場が決まったことに関係なく、個人的には本当にアピールの場だと思っている」と闘志を燃やしている。
シャドーは、森保監督が「新顔も多い中でリーダー役として期待している」と語った久保建英(レアル・ソシエダ)、そして鎌田大地(クリスタル・パレス)が実績的に突出している。ただ、デンマークで公式戦12ゴール・6アシストと躍動して約1年ぶりに復帰した鈴木唯人(ブレンビー→フライブルク移籍が決定済み)が、鎌田に代わっていきなりスタメンに抜擢される可能性も否定できない。
上田、小川、前田とこちらも序列1-3番手が不在のCFは、1年目のブンデスリーガ1部で11ゴールと結果を残した町野修斗(キール)にチャンスを与えるか。イングランド2部で9ゴールの大橋祐紀(ブラックバーン)もタイプこそ違うがほぼ遜色ない。
大胆に陣容を入れ替え、「結果とテストの両立」を目指す森保監督は、はたしてオーストラリア戦でどんなスタメンを組んでくるか。注目の一戦は今日、日本時間で20時10分のキックオフ予定だ。
(ABEMA de DAZN/サッカー日本代表)


