Nintendo Switch 2
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 注目のソフトについては人気シリーズ「マリオカート」の最新作「マリオカート ワールド」が同時リリースされた。ただ渡辺氏は「マリオカートは魅力的なタイトルだし、今後もいろいろ出る予定だが、すごい勢いでスタートダッシュを切ったという印象はない」と説明。「Switch 2を欲しい人はたくさんいるが、それが行き渡っているかといえば微妙なところ。おそらく緩やかな移行を目指しているので、いきなり最初からドドンとたくさんソフトを出さないことも理解できる」とした。

 Switch 2が発売前から大きな話題になった要因の一つが事前予約の抽選だ。初代Switch を50時間以上プレイ、さらにNintendo Switch Onlineに1年以上加入していることが必要だったが、それでも抽選申し込みが殺到。結果が発表される度に、著名人らが当落をSNSなどで発信する様子も見られた。「(初代)Switchの時よりもかなり加熱している。(初代は)発売前に予約すれば買えたが、今はもうそんな状況ではない。Switch2は互換性もあるので、とりあえず買っていて損はないし、絶対に人気が出るのは間違いないので、みんなが買いに走っている状況だ」。2次販売、3次販売などのスケジュールは未定だが「予想ではかなり先になる」という。

 事前に対策は講じられたもののフリマサイトなどでは、早くも転売が目立つ。定価5万3980円の本体+ソフトのセットが、既に10万円に達するほど高値で出品されている。「転売はやっぱりすごく困る存在。任天堂はゲーム機が売れることは売れるが、ただ転売する人はソフトを買わない。ゲームをやりたい人にゲーム機が行き渡らないと、ソフトの売れ行きが鈍る。ゲーム機は遊びたい人のところに行ってほしい」と願う。また「遊びたいゲームがあるのに買えない状況は不健全で、その間に熱が冷めてしまうとSwitch 2が盛り下がる可能性もある」と危惧した。

 今後の対策はどんなものが考えられるか。「任天堂は、フリマアプリと協力して出品をしないとか、あるいは特定の商品がない状態での出品ができないようにするお願いをしている。一部のフリマアプリではSwitch 2の転売が行われず、抑制はできている」と述べた。
ABEMA NEWS)
 

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