【車いすテニス】小田凱人－カベルサスチ（6月5日／パリ・ローランギャロス）
準々決勝が行われ世界ランキング1位の小田凱人が、同7位のダニエル・カベルサスチ（スペイン）を6-2、5-7、6-0で下しベスト4に進出した。今大会3連覇がかかる小田は2戦目も好調。強打あり、小技ありというプレーぶりだったが、華麗なボレーでは周囲のファンからも大きな拍手を受けた。
激しいラリーの中でも美しさと柔らかさを兼ね備えたプレーが飛び出したのは第1セット・第8ゲームだ。カベルサスチのサーブに対してリターンダッシュにネットに詰めた小田は、まずコート左サイドに深々とフォアハンドボレー。カベルサスチがなんとか返したところ、ゆったりと待ち構えた小田は打ち終わりのポーズもばっちりと決まるバックハンドボレーを無人の右サイドに正確に決めた。
芸術的なバックハンドボレー
