直属の上司は30歳年下…不動産会社で働きはじめたきっかけは?

【写真・画像】テレビ出演なしで収入激減…三又又三(58)、不動産会社で週5勤務の現在「直属の上司30個下ですよ」 2枚目
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三又「こちら僕の直属の上司の三信さんです。今日も一緒に動きます」

三信さん「三又さん、運転免許持ってないんで」

三又「免許持ってない、宅建持ってない、パソコンいじれない、それでも雇ってくれる会社。感謝しかないですよね」

 週5、フルタイムで働く三又。主な業務は、将来の開発や販売のために有望な土地を見つけて買う、土地の仕入作業だ。

三又「レインズっていう不動産の人が使うサイトがあるんです。そこで僕は主に仕入れなので今こういうのが売りに出てるからその業者に連絡したりとか。僕がいいと思っても上司や社長からしたらどこがいいの?ってことも多々あるんですよ」

 また、来客対応も大事な仕事。お笑い芸人という強みを生かして営業している。

三又「テイルハウジング入ってこんな自分がいたんだって。子どもの対応ってどう接したら分からなかったんです。今はめっちゃできるっていうか、大好きです。ガラにもなく、夫婦っていいなとか。でもまだ(結婚は)諦めてないです。まだ諦めてない」

 三又が不動産業界で働くようになったきっかけは、収入面で賃貸契約ができずホテル暮らしをしていた時、知り合いだった今の会社の社長に声をかけられたことだった。

三又「元々社長が昔からの仲間というか、色々イベントを頂いたりしていたんですよね。そしたら何も言ってないのに、僕を見て『家ないんでしょ?』『じゃあうちの物件借りれば?保証人俺でいいから』。僕、結婚もしてないじゃないですか。兄貴は白血病で亡くして、両親も亡くして天涯孤独なんですよ。なんか俺1人なんだって時に声かけていただいて。『うちで働く?』って」

 同僚に三又の印象を聞くと…

後輩「奢ってくれるんですよ、あの三又さんが。」

ーーテレビだとお金借りてるイメージがありますよね

後輩「けどラーメン…中華が好きなんですけど、三又さん。ラーメンとチャーハンを“シェア”して奢ってくれます。“シェア”で」

部長「パソコンのキーボードを触って、指だけ動いてボタンを押してない、キーボードを押せない。そこから5分経つとタバコ吸う。タバコ吸い終わったら10分パソコンに向き合って、触っているふりをしてまたタバコを吸う」

同僚「すぐキレるんですよ。たまに情緒不安定になる。あとは暇さえあれば、下ネタばっかり言ってる。良いところはやっぱりメンタルが強いですよね。色々あっても、人と仲良くいかなくても、だけどコミュニケーション取っていくんですよね」

支店長「いるだけで雰囲気は和やかになりますね」

 三又を雇うことを決めた社長は…

社長「ずっとは座ってないですね。座ると寝ちゃうんで。私は一応笑い話で済むんですけど、周りの人たちは『本当にいい加減にして欲しいよね』っていう。専門的な業界の知識も無いです。もうコレ(喋り)で。でもコレ(喋り)がすごいんでお客さんと近付くレベルは早いかもしれないですね」

三又「やっといいこと言った(笑)」

社長「他にいいところは…自転車を漕ぐのが早い。自転車を一生懸命漕いでいて、ものすごいスピードで漕いでるからどうしたんだろうって。57歳で携帯止まっちゃってドコモショップに支払いに行ってたっていう。お金もいっぱい貸してますよ。ただ一番のムードメーカーなので」

三又「もうちょっとください…(笑)」

ーー昔はたくさん稼いでましたか?

三又「『ました』ってさっきから過去形じゃないですかあなた。打ち合わせの時からイライラしてたけど。今も稼いでるよ、不動産やばいからね。…俺以外」

上司「これからですよね。いつドーンっていくんでしたっけ?」

三又「還暦ブレイク!還暦ブレイク!」

上司「声がでかい。」

三又「俺のライブ見たよね?映像でどう思った?面白いじゃん。」

ーー面白いです

三又「俺が今一番悩んでいるのは、俺今めちゃくちゃ面白いのにそことお笑いの仕事が比例してない!いかんせん面白いので。『ダメだ、俺面白くない』ならやめてますけど、面白いんだもん。60歳でブレイクしないわけないじゃん。学生の時ボキャブラ見てたんでしょ?あれなんて地に足ついて無いからね?今地に足ついてアレよ?」

三又の接客がきっかけで一軒家を購入したご夫婦も

【写真・画像】テレビ出演なしで収入激減…三又又三(58)、不動産会社で週5勤務の現在「直属の上司30個下ですよ」 3枚目
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 こちらは、三又の接客がきっかけで一軒家を購入した酒井さんご夫婦。建築中のマイホームを一緒に見に行く。

三又「2人が『すべらない話、三又さんの話好きだったんです』っていうからちょうど僕、単独ライブ1週間前くらいだったんです。だから2人に本息で1時間半喋ったんですよ。その時はまだ賃貸だったんですよ。新築のおしゃれなマンションでね。そこを上司と僕で案内して決まって。その時ってまだ結婚してなかったんですよ。そしたらまた上司から連絡があって『結婚したらしい』と。『三又さんケーキを買ってサプライズに行こうよ』って」

 このお祝いの裏で三又は、ある決断を胸に秘めていたそうだ。

三又「あの時俺、『もう辞めるわ』って言ってたの。俺もう色々あって。っていうか俺が悪いんだけど。『もう辞める、辞める、俺辞める』って言ったら、そしたら上司が『三又さん寂しいこと言わないでよ』『あの2人結婚したんだよ?今日ケーキ持って行こうよ』『ああ…まあ…』って言って。それでケーキ持ってってさ。ワーってやったじゃん。それで2人の家を出た時に堤さんに『ごめん、俺辞めるって言って悪かった』って。なんか涙出そうになってきた」

夫婦「マジですか。」

三又「それから1年経ったかと思って。俺が賃貸紹介したのはそうなんだけど『せっかく結婚もしたしマイホームはどう?』って。そしたら『ハイ、ちょっと欲しいと思ってるんです』って、そこからだよね。」

「うん」

「社長も最後来てくださって。そこで2階の日当たりが心配だったんですけど、『そこは大丈夫』っていうのを自信持って言ってくれたので、そこが決め手かな最終」

三又「…結局社長じゃん(笑)。申し訳ないけどリビングでライブ無理やりやるよ?」

「やりたいだけじゃないですか!(笑)」

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