犯罪グループ「JPドラゴン」のリーダー・吉岡竜司容疑者が、フィリピンの入国管理局に拘束された。吉岡容疑者が拘束される前、元徳島県警捜査1課警部・秋山博康氏が独占取材を敢行。「ルフィ事件」との関与について「何一つタッチしていない」と主張した。
吉岡容疑者は、警察官になりすましてキャッシュカードを盗んだ疑いで福岡県警から逮捕状が出されていた。2025年5月にもJPドラゴンのメンバーとされる7人が窃盗容疑でフィリピンの入管に拘束されている。
JPドラゴンはフィリピンを拠点とした犯罪集団と称され、同じくフィリピンを拠点としたいわゆる「ルフィ事件」との関与が一部メディアやSNSなどで取り沙汰されている。組織トップの拘束は各メディアが大きく報じ、今後、一連の特殊詐欺などの関与や組織の実態解明が注目されている。
実は秋山氏は徳島県警の刑事時代、吉岡容疑者をある事件で捜査したことから面識があったが、30年以上は音信不通だったという。しかし2年前、秋山氏のSNSのダイレクトメッセージに突然、吉岡容疑者からメッセージが入った。「秋山警部。ご無沙汰しております。直接話したいことがあります」。日本ではルフィ関連事件が社会問題となっていた頃だ。
吉岡容疑者「わしらは何一つタッチしていない」
