今後のシナリオとしては、「不信任案が出ず、このまま参院選に突入」「不信任案が出て、解散して衆参ダブル」「不信任案が出て、小泉進次郎総理にスイッチ」の3通りが考えられるという。
最初のパターンは「野田代表が不信任案を出しても選挙で勝てるかもわからないし、関税交渉も途中になるからと、国益のために出さないと決めれば、このまま石破総理のままで参院選に突入する」といった流れになる。
続くシナリオは「不信任案を出せば、石破総理は出た瞬間に、衆議院を解散する。参院選は7月にあり、衆議院が6月に解散すれば、ダブル選挙になる。今の選挙制度では、初めての衆参同日選挙となり、すると投票用紙は4枚で、ものすごい数の候補者を出さないといけない。野党は候補者を参院選に寄せているため、衆院選に出すのは非常に苦しい。候補者がたくさんいるのは、前回負けた自民党。だから、自民に有利との考えもある。ただ、一気に政権交代する可能性もある。」
そして3つ目は「今は石破総理は『不信任案が出れば解散』と言っているが、総辞職してもいい。辞職して、今の勢いでいえば小泉氏に総理を代えて、参院選に行けばもっと勝てるとなる可能性もあり、その引き金を引くことにかもしれない。なので立憲には慎重論もある。野田代表には難しい局面だ」と解説した。
立憲としては「衆参ダブル選挙に打って出るのが筋」
