■「ゲンコツの復活」は?

放置子対応どうすれば?
拡大する

 プロスケーター・元フィギュア世界女王の安藤美姫は、「自分なら初日に『親は知ってる?』と聞く。もし否定したら『1回おうちに行こうか』と返す。もし家に居ないとなれば、学校に伝えて、連絡を取れるようにしてもらう。初日は預かるしかないが、なるべく早く保護者と連絡を取る」と語る。

 お笑い芸人のケンドーコバヤシは、「ゲンコツ法の復活しかない」と提案する。「子どもにゲンコツするのは法律でダメになった。そこからは改善不可能だ。自分の子どもの頃は、『ゲンコツされるか』をラインに定めていたから、人の家にたむろすることはなかった。『ゲンコツ食らうと痛いから避けよう』と集まっていた」。

 コラムニストの小原ブラス氏は、「理由をいちいち言葉にしないといけない社会風潮があるが、世の中にはそうでない部分もある。子どもにも『大人も人間で、わがままな一面がある』と見せないといけない」と説く。

 なぜ、でかまる子さんは、このような状況に見舞われたのか。「小2の息子が、最初は不登校だったが、友達ができてから学校に行くようになった。ただ慣れていくうちに、その子たちは、うちの子と遊ばずにゲームをやったり、私にかまってと言ってきたりしてきた。土日や連休は、親が昼食を準備していないため、私が代わりに提供したら、愛情が湧いてきた」と振り返る。

 そうした結果、「放置子の本性が見えてきた。最初から『親の連絡先を知っている子じゃないと、家に上げない』と線引きしておけば良かった」と感じた。「親の気持ちとしては、全員を出禁にしたいが、うちの子どもは寂しがるだろう。“放置子”も理解していない状況で、どう説明をして、距離を遠ざけていくかを毎日考えている」。

(『ABEMA Prime』より)

この記事の画像一覧
この記事の写真をみる(5枚)