【明治安田J2リーグ】徳島ヴォルティス 3-3 ジェフユナイテッド千葉(6月14日/鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム)
白熱のJ2上位対決でとんでもない愚行だ。ジェフユナイテッド千葉のMFエドゥアルドが行った首絞め行為に様々な意見が寄せられている。
明治安田J2リーグで首位に立つ千葉と、勝点5差で5位の徳島ヴォルティスが第19節で対戦。立ち上がりから激しい撃ち合いになった試合は、3ー3の同点で試合終盤へ。すると82分、問題のシーンを迎える。
徳島が左CKを獲得。千葉のゴール前では複数人が激しいポジション争いが繰り広げられていた。千葉のエドゥアルドと石川大地、徳島のFWトニー・アンデルソンとDF山越康平がヒートアップし、主審から注意されるシーンも中継映像に映し出された。
その後も、エドゥアルドとトニー・アンデルソンは何度も押し合いを続け、最終的にはトニー・アンデルソンがエドゥアルドを突き飛ばすと、そこにCKのクロスボールが送り届けられた。これを千葉の守備陣が弾き返したところで主審がホイッスルを鳴らして試合を止める。
ピッチで倒れていたエドゥアルドの状態を確認しようと主審が近寄るところに、ファウルを取られたトニー・アンデルソンが詰め寄った。すると、そこへ起き上がったエドゥアルドがものすごい勢いでトニー・アンデルソンに詰め寄り、なんと首を絞める。トニー・アンデルソンはそのまま倒れ込んだところで、主審は改めて笛を吹いた。
目の前で起こった愚行に対して主審は、迷うことなくエドゥアルドにレッドカードを提示。実況の榎本真也氏が「これはいけません!」と言えば、解説の田渕龍二氏も「これはいけませんね。何があったんでしょうかね」と唖然とした。
退場が宣告された後も興奮状態にあるエドゥアルドを、MF品田愛斗が後ろから抱き抱えて動きを止める。さらに徳島のDFカイケもエドゥアルドを抑えながらなだめた。
このシーンはSNSでも話題に。「これは流石にあかん」「妥当な一発退場」「大事な試合で何してんのよ」「永久追放ものやぞ」「紛うことなき一発レッドカード案件」「理由はどうであれ愚行でしかない」「最低でも5試合以上の出場停止か?」「普通に暴行」と厳しい声が多く見られた。
一方で「これだけ怒るってことはよっぽど何かあったんやな」「トニーがその前にポジション争いの所で小突いてるな」「セットプレーの時にめちゃくちゃやり合ってたもんな」「そもそもトニーのファウルだったしな」「やっちゃいけない行為だけど、ここまで怒る理由がある」などの擁護するような声も見られた。
なお試合は、そのまま3ー3の引き分けで終了。両チームともに順位の変動はなく、千葉は首位をキープし、徳島も昇格プレーオフ圏内の5位を維持している。
(ABEMA de DAZN/明治安田J2リーグ)





