坂井教授は「ムダ毛」という言葉を問題視している。「私自身がムダ毛という言葉は絶対使わないように気をつけている。それは視点の押し付けになるからだ。無駄か無駄じゃないかというのは他者が決める問題ではない」ときっぱり。

 「男性の友人に話すと『自分もやってみたい』という声が圧倒的に多かった。女性にこういう話をすると、特に面白がられない。そこは男女で違いというものを感じた」と、男性に脱毛する・しないの選択権はあるが、女性にとっては「脱毛は当たり前」。

 「女性側は体毛に対する社会的なプレッシャーが恐らくあるんだと思う」と、男性は脱毛する自由と市民権を獲得する一方で、女性は逆に「脱毛しない自由と市民権」は男性ほど確立されていないのではないかと主張。

 「自分の容姿は自分が好きにしていいだろうと思う。それは容姿への自由だと思う。やりたければやればいいし、やりたくなければやらなくていい。他者に対して容姿の良さを求めたり、押し付けたりするというのが、非常によろしくない」と語った。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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