「俺、舞杞維沙耶とやりたいです。ベアナックルでどうですか?」

 その男とは、BD戦績1勝の“大宮の最強スラッパー”で喧嘩自慢のぶーちん。舞杞維沙耶は、BD戦績3勝の自称・歌舞伎町最強ホスト。舞杞維沙耶との因縁、さらに対戦動機についてぶーちんは「地下格で一回対戦するみたいな話があったけど、流れちゃったんですよね」と明かしたが、ここでブレイキングダウンの溝口COOが冷静に割って入った。

「でも、ぶーちんさ、マウスピースつけられないじゃん。つけられるようになったなら考えるけど…」

 溝口COOのカットインに「あんま舐めないでもらっていいですか?」と持参したマウスピースを口元に運ぶ。一度、その右手を止めて「ふぅ~」と一息ついたぶーちん。意を決して口の中にマウスピースを運ぶも…「大丈夫です」と言いかけたところで「オエェ!」とえづいてしまった。まさか(予想どおり?)の事態に会場は爆笑に包まれた。

 「それじゃ決められない」溝口COOの懸念にエンセン井上が「つけられます、つけられます」と援護射撃。後がないぶーちんは上を向いて軽く肩を上下させ、深呼吸をして再びチャレンジ。何度か呼吸を整え、持ち直した様子に溝口COOが「お、大丈夫じゃん」とお墨付きを与えようとした次の瞬間、「オエェエエ!」と派手にえづいてしまった。

「アドレナリン出ていたらマジ大丈夫なんで…」

 “やってしまった”という様子で顔をしかめながら苦し紛れの言い訳に終始したぶーちん。その後、「ぶーちんどう、把瑠都さんは?」と身長198センチの元大関・把瑠都との対戦を打診され「誰でもいいですよ」と威勢よく応じたが、すでに立っているにもかかわらず隣の把瑠都に「ちょっと一回立ってもらっていいですか?」と言われる始末。「立ってんだろバカ」と間髪入れずツッコミを入れるトーク力を披露すると「ぶーちんくんのサンド伊達さんみたいなツッコミがおもしろい」「ツッコミのキレが完全にサンドウィッチマンだった」と思わぬ形でファンを沸かせた。そんな憎めないぶーちん。今後の展開に注目だ。

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