【明治安田J1リーグ】川崎フロンターレ 1-2 ヴィッセル神戸(6月21日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu)
サポーターもあっと驚く身体操作からの反転ボレーシュートだった。ヴィッセル神戸のFW宮代大聖のアクロバティックなゴールに注目が集まっている。
明治安田J1リーグ第21節で、神戸は川崎フロンターレと敵地で対戦。注目のシーンは0-1のビハインドで迎えた10分だった。
DF永戸勝也のロングスローをFW佐々木大樹がニアでそらすと、ボールは宮代の元へ。空中で右足を使って空中でコントロールすると、MF橘田健人を背負いながら身体を反転させ、そのまま振り向きざまに右足でボレー。地面に跳ね返る前のボールを捉えた一撃が、ゴール左隅に突き刺さった。
解説の福田正博氏は「これは見事ですよ!ボールを浮かせておいて反転して振り向き様ですから。ストライカーらしいゴールだなと思います」と大絶賛。「ボールを浮かせて振り向き様のボレーは難しい技術ですけど、技術の高さを証明するようなゴールでしたね」と続け、さらに賛辞を送った。
川崎Fの下部組織出身で、トップチームでも2018年から2020年、そして2023年の計3年半も所属していた宮代にとって、この等々力は慣れ親しんだスタジアム。それゆえこの豪快ゴールには、古巣のサポーターも含めてSNSで反応し、「あんな狭い場所を鋭過ぎるターンからボレーで決めてしまう。もはや個人戦術だ」「月間ベストゴール濃厚では!?「E-1で代表呼ばれるんじゃないかな」「宮代ほんとうまい」「なんなん宮代うますぎる」「宮代だけには決められたくなかった」「宮代に決められるとなんか悔しい」「宮代半端ないって!」「敵ながらあっぱれ!」「恩返しがすぎるよ…」など様々な反響が寄せられた。
さらに宮代は、52分にもゴールを決めて、2-1での逆転勝利に大きく貢献。直近4試合のリーグ戦で5得点を挙げる活躍を見せている。Jリーグ公式サイトによると宮代は試合後、「(直近の連続ゴールは)練習でやっていることが試合で出ていると思います。(等々力でのプレーは)久しぶりの感覚ではありましたけど、とくに意識しすぎずに入ることを意識していました。温かいブーイングで迎えられるかなと思っていましたけど、拍手をしてくれたのでそれは嬉しかったですし、相手チームですけど、このピッチに戻ってこられたことは非常に嬉しい」と語った。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)





