長谷川唯
【映像】長谷川唯が「なでしこ若手5人衆」を語り尽くす
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 若手の台頭が著しい日本女子サッカー界。なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)の新キャプテンに就任したMF長谷川唯が、『ABEMA』で実現した先輩の岩渕真奈とスペシャル対談で、後輩たちの印象を語った。

【映像】長谷川唯が「なでしこ若手5人衆」を語り尽くす

 十代にして海外リーグに挑戦する若手も増えた昨今。長谷川は「本当に時代を感じる。(自分たちの世代だと)それこそ最初にイングランドに行ったのはブチさん(岩渕)で、その後に自分が行ってという流れだった。でも正直、自分が海外移籍を考えている時に、イングランドのチームで獲ってくれるところは本当に無くて。本当に当時は探しても探しても行けないぐらいだった」と回想。WEリーグから、もしくはWEリーグを経ずにヨーロッパやアメリカに渡っていく若手が増えた現状を、「流れが早い。こんな時代がこんなに早く来るなんて」と時代の変化を噛み締めた。

 その中のひとりが、現在20歳の谷川萌々子だ。JFAアカデミー福島からWEリーグを経由せずに18歳でドイツの名門バイエルン・ミュンヘンと契約。2024年はレンタル移籍したスウェーデンのローゼンゴードでMFながら得点王に輝き、2025年からバイエルンに復帰している。2024年のブラジル戦(パリ五輪)や今年のコロンビア戦(SheBelieves Cup)では超絶的なミドルシュートを叩き込むなど、なでしこジャパンでも強いインパクトを放っている逸材だ。

 長谷川は同じMFである谷川について、「初めて会ったのは、たぶんまだ(谷川が)高校生。その頃から、『あっ、凄いな』、『スケールが少し違うな』って正直思いました。良い意味で日本人らしくないというか」とコメント。さらに「もちろん日本人らしさ、ちょっと上手さとかも持っている中で、他の選手とは違う誰が見ても分かる良さを持っている選手」と才能に太鼓判を押した。

 ただ、岩渕は長谷川の発言に頷きながらも、「なんかまだあんまり注目しないで、今は温かく見てあげてってメディアの方には少し思うかな」と後輩を気遣って親心。すると長谷川も、「本当に同じ意見。ロングシュートとかすごい1発が大きいっていうのもあるし、注目はもちろんしてほしいですけど、(メディアの)取り上げ方とかは結構ちょっと気にして欲しいなって思う時はあります」と同調した。

 谷川はまだ20歳になったばかりで、もちろん様々な面で課題は残っている。長谷川は「最初はなかったけど、最近は練習中でも守備のこととかを聞いてきてくれる。自分ができなかったことを克服しようという変化が見えている。大きな武器を持ったうえで、さらに成長した姿がすごく楽しみですね」と変化も感じ取っている模様。岩渕も「もうユイが(谷川を)育てたなきゃいけないね」と指南役として期待した。

 ちなみに谷川の性格は長谷川いわく、「ピッチ内とピッチ外で良い意味で人格が変わる。なんか普段は、天然でポカーンとしていて、ちょっとおバカさんみたいな感じ。自分とは本当に真逆な感じだから面白い」という。

 なお、今回のスペシャル対談で長谷川は、6月28日のスペイン戦にも招集されているDF古賀塔子、MF浜野まいか、MF藤野あおば、FW松窪真心と他の若手タレントの印象も存分に語っており、新キャプテンとしての秘めた想いなども告白している。

(ABEMA/なでしこジャパン)
 

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【映像】裏話満載!長谷川唯×岩渕真奈のスペシャル対談
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なでしこジャパンvsスペイン女子代表戦(6月28日)の中継、試合概要、招集メンバー
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